4月2日 ウルトラマン 科学特捜隊がQ星で2大怪獣に遭遇!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月2日(1967年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月2日」(1967年)。
凄まじい防御力でウルトラマンを苦しめた  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで、前作を上回る大人気番組となった。

無人探査機による、未開の惑星「Q星」の探査が行われた。しかし、突如中継基地となる宇宙ステーションV2からの連絡が途絶えてしまう。科学特捜隊は宇宙船・白鳥号で出動。しかし、爆発の危機に瀕した宇宙ステーションV2の故障箇所を修理するためには、Q星で調査を行う無人探査機に使用しているBMヒューズが必要だった。ハヤタたちはヒューズを手に入れるため、未知のQ星に降り立つ。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

科学特捜隊が宇宙ステーションV2に向かう

1967年4月2日は『ウルトラマン』第38話「宇宙船救助命令」が放送された日です。無人探査機「プロスペクター」による未開の惑星・Q星の探査が行われ、科学特捜隊もその様子を見守っていた。しかし、突如プロスペクターからの通信が途絶。すぐに回復するも、生物の瞳のようなものがアップで写るとそれは閃光を放つ。その閃光は、画面越しに見ていたムラマツキャップたちでさえ目が眩むほど、強力なものだった。その後、プロスペクターの電波を中継している宇宙ステーションV2と連絡が取れなくなってしまった宇宙局は、科学特捜隊にV2の調査を依頼。科学特捜隊は宇宙船・白鳥号で出動した。

28時間の長旅の末、V2のもとに到着した科学特捜隊だったが、呼びかけても応答がない。V2の職員たちは、閃光を浴びて一時的に視力を失っていたのだ。ハヤタたちから応急処置を受けた職員たち。幸い視力以外に異常はなく、彼らは事情を話す。調査の結果、閃光によりV2のBMヒューズが切れたことが、通信不能になった原因であることが判明。しかし、BMヒューズが切れたことによってV2の機能が暴走し、搭載している原子炉が危険な状態にあることがわかる。

V2の爆発まで、あと24時間。それまでに修理を完了させる必要があるが、地球からBMヒューズを取り寄せている時間はない。そこで、Q星で探査をしているプロスペクターのBMヒューズを使用することが決定。科学警備隊は未知の惑星に、その足で降り立つのだった。
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