あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月17日」(1971年)。
郷はウルトラマンジャックになりMATに入隊する以前は、坂田自動車修理工場で勤務をしていた。経営者であり坂田一家の長男である坂田 健は、郷の良き理解者。郷がMAT入隊後も彼を気遣い、プリズ魔の襲来時も、隊長不在のためMATとして行動できない郷を助けた。長女のアキは郷の恋人。次男の次郎は郷のことを兄のように慕っておりヤドカリ怪獣 ヤドカリンとの戦いに巻き込まれたこともある。
しかし、そんな坂田一家、そして郷に悲劇が起きるのだった。
暗躍するナックル星人
同じ頃、郷と坂田は坂田自動車修理工場でMATのマシンの改良を行なっていた。そこにアキが現れ、最近自分のことを構ってくれていないとぼやく。郷が正月休みにスキーをしに蔵王に連れて行くと伝えると、喜ぶアキ。その時、郷がつけていた腕時計のベルトがちぎれてしまう。郷は気にするなと言うが、アキは郷の時計にぴったりのものを探すと約束するのだった。
研究所ではジャックの調査が続いていた。所長の正体はナックル星人で、ジャックを倒すためにシーゴラスやベムスターを送り込みジャックのデータを取る。しかし、ジャックが想像以上の戦力を持っていることを知り、自身が用意した用心棒怪獣 ブラックキングだけでは勝てないと考えたナックル星人は、ジャックの弱点を探ろうとする。