5月31日 ウルトラマンティガ 超能力者・キリノがダイゴに挑戦する!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月31日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月31日」(1997年)。
ガルラと戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

ダイゴのもとに、「拝啓ウルトラマン様」という書き出しからはじまるメールが届く。それは、ダイゴと同じように超人的な力を持つものの、その力が原因で孤独になってしまったキリノ・マキオによる、ダイゴへの挑戦だった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

拝啓ウルトラマン様

1997年5月31日は『ウルトラマンティガ』第39話「拝啓ウルトラマン様」が放送された日です。街に怪獣・ガルラが現れた。避難誘導を行うダイゴは、その場をレナに任せ、ウルトラマンティガに変身しようとした。すると、ひとりの男が立っていることに気づく。

近くに怪獣が迫っているにもかかわらず冷静なその男は、ビルに女性が逃げ遅れているとダイゴに話す。男の言うとおり、ビルの中には逃げ遅れた女性がいた。ダイゴは女性を救出しようとするも、目の前にガルラが迫っていたため、ウルトラマンティガに変身し戦闘を開始する。しかし、ガルラは穴を掘り、地中に逃げてしまう。

仕事を終え、自室に戻ったダイゴ。すると、部屋の端末がメールを受信していた。そのメールは、「拝啓ウルトラマン様」からはじまる文章で、差出人のキリノ・マキオは、ダイゴがティガであることを知っている口ぶりだった。ティガに憎しみすら感じると言う差出人は、一方的に場所を指定し、ダイゴとの面会を申し出たのだった。

翌日、ショッピングモールでダイゴはキリノと対面。キリノは、ビルに女性が取り残されていることをダイゴに知らせた男だった。キリノが何者なのかと考えるダイゴ。しかし、キリノはダイゴの思考を読み、自分は宇宙からの侵略者などではなく、「普通の人とは少々異なる人間」であると語る。
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