5月14日 帰ってきたウルトラマン 姿を消す怪獣にレインボー作戦を敢行!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月14日(1971年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月14日」(1971年)。
ゴルバゴスと戦うウルトラマンジャック  ©円谷プロ
1971年4月2日より放送が開始された『帰ってきたウルトラマン』の主人公は郷 秀樹。カーレーサーを目指していた郷は、怪獣タッコングの襲撃の際に子どもを守って命を落とすもウルトラマンジャック(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と一体化し復活。怪獣攻撃隊MAT(マット)に入隊し、怪獣から地球を守るために戦うことを決意する。

皮膚の色を周囲の景色と同化させて姿を消すゴルバゴスが出現。MATは、7色の塗料を吹き付けてゴルバゴスを逃がさない「レインボー作戦」を開始する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

消える怪獣

郷とアキのツーショット写真の中央に何かが写っていた  ©円谷プロ
1971年5月14日は『帰ってきたウルトラマン』第7話「怪獣レインボー作戦」が放送された日です。坂田一家とハイキングにやってきた郷。坂田次郎少年は姉のアキと郷のツーショット写真を撮るが、その写真には怪獣が写っていた。アキは次郎が合成写真を作っていたずらをしたのだと叱るが、次郎は本物の怪獣が写ったのだと主張する。

連絡を受けたМATは、撮影された現場を調査する。坂田 健がスケッチしていた巨大な岩がなくなっている、岩壁に怪獣が引っかいたような傷がある、という怪獣出現の痕跡はあった。しかし、決定的ではなかったため、加藤隊長らは調査の続行を希望した郷を残して引き上げた。

日が暮れても調査を続けていた郷。すると、強い殺気を感じた。危険を感じた郷は近くでキャンプファイヤーをしていた若者グループに、怪獣が来るから逃げるように言うが、若者たちは郷の言葉を聞こうとしない。

そして、郷の恐れていた通り、怪獣が出現。怪獣の攻撃で若者たちはパニックになるが、怪獣は少しすると、夜の闇に紛れて姿を消すのだった。
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