12月11日 テレスドンをあやつる地底人登場! ウルトラマンあやうし!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月11日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月11日」(1966年)。
地底から出現したテレスドンと戦うウルトラマン
©️円谷プロ PHOTO/講談社
“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで前作を上回る大人気番組となった。

突如、東京中で電波障害が発生し、通信やテレビが使用できなくなった。その原因は謎の装置であったが、その装置は地下4万メートルに存在すると言われている鉱石が使用されていた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ハヤタが行方不明になる

1966年12月11日に放送されたのは『ウルトラマン』第22話「地上破壊工作」。ある日、特別任務を命じられたハヤタは、科学特捜隊パリ本部から来た、サングラスをかけたアンヌ隊員とともにジェットビートルでパリへ向かった。

ハヤタが日本を発った直後、東京中で電波障害が発生。テレビや通信が使用不能になった。科学特捜隊はその原因を調査するが、なんと電波障害を発生させた装置が科学特捜隊の基地内にあったのだ。しかも、その装置を分析すると、地下4万メートルに存在すると言われている鉱石が使用されていたことがわかる。イデ隊員は、アンヌ隊員が偽物であったことを疑う。

電波障害は解消されたが、何故かハヤタが乗るビートルとの通信ができない。イデ隊員たちはその謎を解明するためパトロールに出るが、そこでハヤタと一緒にパリに向かったはずのアンヌらしき女性を発見。

その女性は車で走り去ってしまったが、そこにハヤタのバッヂが落ちていた。アンヌ隊員が怪しいと確信したイデ隊員。捜索の結果アンヌ隊員を見つけ出すが、彼女のサングラスの下には目がなかった。アンヌ隊員と偽っていた人物は逃走し、そして地底からはテレスドンが現れるのだった。
次のページへ どうしても連絡のとれないハヤタ。ウルトラマンの命運は!
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