3月4日 ウルトラマン80のボール攻撃と野球グローブ怪獣の対決!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月4日(1981年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月4日」(1981年)。
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グロブスクにダイナマイトボールを仕掛けるウルトラマン80。体を丸めて超回転し、体当たりする  ©円谷プロ
1980年4月2日より放送が開始された『ウルトラマン80』。中学校の教師であり、地球防衛軍の怪獣・怪事件の対策チームUGMの隊員でもある矢的 猛がウルトラマン80に変身。人間の憎しみや悲しみといったマイナスエネルギーが生み出す怪獣に立ちむかう。

大気汚染によるオゾン層の破壊で増大する紫外線。異常な紫外線が、少年に捨てられた野球グローブにふりそそいだことにより怪獣が生まれてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

紫外線によってグローブが怪獣に!

1981年3月4日は『ウルトラマン80』第47話「魔のグローブ 落し物にご用心!!」が放送された日。東京上空の紫外線が1ヵ所に集まる異常現象が発生し、猛と気象観測班の小坂ユリ子隊員は現場に向かった。一方、野球の試合でエラーをし、チームをサヨナラ負けさせてしまったタダシ少年は、ずっと使っていた愛用のグローブに八つ当たりし、その場に捨ててしまう。

グローブを捨てたことを母親に怒られ、仕方なく取りに戻るタダシ。しかし、そのグローブは、強力な紫外線がふりそそいだことで、小さな怪獣に変貌してしまった。母親から「グローブを持って帰らないと家に入れない」と言われていたタダシは、臆せずグローブを追うが、逆に襲われる。そこに、猛とユリ子がやってきた。猛はグローブを攻撃するが、逃げられてしまう。

猛は帰還し、状況を整理する。怪獣は紫外線によって活動しているため、紫外線の少ない夜間は活動を停止していると考えたUGMは、徹夜で怪獣の捜索を行うが、発見することはできなかった。
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