人や物を運ぶ乗り物は、より速くより大量に運べるように、そして、重機など機械を使って作業をおこなう乗り物は、より強くより高い効率性を求めて進化してきました。なかには「なんでこんなに大きいの?」「こんなに大きくてちゃんと走るの? 動くの?」と驚くほど巨大化した乗り物があります。
もちろん、大きいことにはそれぞれ理由がありますが、じつは「大きい乗り物」には、意外なものが装備されていることがあります。そうした装備や乗り物の秘密の深淵を、覗いてみましょう。
世界一大きいショベルカー「バガー293」
長さ225mというのは、日本の国会議事堂の横幅より長く、これがクローラー12個を使って、最高時速600m(分速10m)で、実にゆっくりですが移動します。国会議事堂の建物がじわりじわりと横に動くのを想像すると、その迫力がわかるでしょう。まさに「人類史上最大の自走機械」です。では、ここで問題です。
クイズ① バガー293の乗員は5人ですが、作業を効率的に進めるために、車内には運転席だけでなく、意外な設備があります。それは何でしょうか?
①車庫 ②お風呂 ③レストラン ④ジム