高校生ファンの涙
今は仕事に全フリで、たまにご飯を食べに外に出て街を歩いていても、まだまだ顔も知られていないから声をかけられるということはないんですが、さっきは驚きました。福岡から修学旅行に来ていた高校生が講談社の会社見学をしていて、スタジオも見にきたんですが、僕がダンス&ボーカルグループをやっていたときにファンになってくれたという女の子がいたんです。
感激して涙流してくれたりして。初めて来た出版社で、たまたま会社見学に来た学生が僕のファンでいてくれてたなんて嬉しすぎて。毎日、何が起こるかわからなくて、日々楽しいです。
これまでは音楽やダンスをやっていて、最近までグループのメンバーとシェアハウスで暮らしていたんですけど、そこから出て一人暮らしを始めたばかりだったんです。引っ越しして3日後くらいに『仮面ライダーギーツ』のオーディションに参加したら、合格ということになったので、慌てて交通の便がいい所に引っ越しました。だから、ひと月で2回も引っ越しをしちゃうことになりました。礼金もったいないですよね。
ふだんはあんまり陽気で賑やかというキャラクターではないんですが、自分の明るい部分を最大限に出して、オーディション中や質疑応答のときにも、ちょっとボケてみたりとかしてました。もうほんと、みんな演技うまいんですよ。
他の人の演技してるのを見てたら思わず、「すげーっ!」って声を出してしまっていて、それを聞いたプロデューサーさんに「いやいや、君もやるんだよ」って突っ込まれてしまったりしてました。
僕も頑張っていきたいと思って、今は必死に桜井景和という役を演じています。演技は本当に難しいです。現場でお芝居がうまい方を見て学んでいるという感じで、日々勉強ですね。
人の演技を見て、台本読んで、キャラクターの内面を想像して自分で演じてみて、確認して、監督やスタッフさんの意見を聞いて深めていってという毎日です。撮影が終わった後も自宅の鏡の前で練習しています。スマホで自分の演技を動画で撮って、見直しては修正していってという繰り返しですね。