あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月2日」(1966年)。
「トンネルの中にトンネルがあった」という奇妙な連絡を受けた毎日新報社会部のカメラマン江戸川由利子は、万城目 淳、戸川一平と現場に向かった。そこで、彼女たちは不思議な怪獣たちと遭遇する。
ゴメスとリトラ
現地にいた新田記者から、トンネルの中にトンネルが発見されたという連絡を受けた江戸川由利子は、万城目 淳、戸川一平とともにヘリコプターで現場に向かった。由利子たちが、楕円形の物体の写真を撮っていると、ジローという少年が話しかけてきた。彼は、その物体をどこかで見た気がするという。由利子と淳は、洞窟を調べるためトンネルの中に入っていった。
一方、一平はジロー、新田とともに洞窟と関連が疑われる金峰山洞仙寺に向かった。そこで、彼らは寺の裏の洞窟から発見されたという、2体の怪獣が描かれた古文書を見せてもらう。ジローはそれを見ると、楕円形の物体はリトラの蛹で、洞窟で発見された生物はゴメスだと考えた。