あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月2日」(2002年)。
クレバーゴンは、少年時代のムサシがゴミ捨て場で拾ったおもちゃに、人工知能が組み込まれて誕生したムサシの友人です。『ウルトラマンコスモス』の前日譚である映画『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』で初登場し、ムサシがはじめてコスモスと出会ったバルタン星人の事件でも大活躍しました。
そんなクレバーゴンは、現在は怪我をした友人の弟を元気づけるため、ムサシのもとを離れています。今回は、そんなクレバーゴンに悲劇が起きてしまうお話です。
クレバーゴンがムサシを庇う
ムサシは、すぐにSRCの医療施設に運ばれ、医師のカワヤ・ノボルによる検査を受けた。しかし、何も異常はない。以前、カオスヘッダーが、ゴミに取り憑きカオスバグになったことを思い出したムサシは、心配になり、クレバーゴンを探す。すると大きな衝撃が発生。カオスヘッダーに取り憑かれ巨大化したカオスクレバーゴンが現れた。
エネルギー補給のため駐車場を襲い、車を体内に吸収するカオスクレバーゴン。ムサシはウルトラマンコスモスに変身し、クレバーゴンを救おうとするが、何故か変身できない。コスモスはムサシに、「今の君に友だちは撃てない」とメッセージを送るのだった。カオスクレバーゴンから攻撃を受けてしまうムサシ。チームEYESは現場に到着し分析すると、カオスヘッダーがクレバーゴンのコアともいえるバイオチップに取り憑いていることがわかる。