2月1日 ウルトラマンティガ 人に取りつく寄生怪獣の意外な弱点とは?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月1日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月1日」(1997年)。
マグニアと戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

宇宙観測センターとの連絡が途絶え、ダイゴとホリイは現場に向かった。しかし、近くの村には、何故か住民がひとりもいない。そこでダイゴたちは江崎ミチルという女性を助けるが、彼女は「霧が襲ってきた」と証言。すると、霧とともに消えていた村人たちが現れ、ダイゴたちを襲撃する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

霧がダイゴたちを襲う

1997年2月1日は『ウルトラマンティガ』第22話「霧が来る」が放送された日です。ある夜、山中に隕石が落下。近くにある宇宙観測センターとの連絡が途絶え、ダイゴとホリイ隊員は調査に向かった。しかし、突如搭乗していたガッツウイング2号が操縦不能になり、ダイゴたちは不時着してしまう。ふたりに大事はなかったものの、機体の異常は強力な磁場によるものだったことが判明する。

ダイゴたちは、ガッツウイング2号に搭載していたバイク・スタッグで、宇宙観測センターに向かう。すると、その道中で村を発見。しかし、村にはついさっきまで人がいた痕跡はあるものの、村人はひとりとして見つからなかった。そこに、びしょ濡れになった女性が現れ、その場に倒れてしまう。ダイゴたちは、その女性を介抱する。日が暮れて目を覚ました女性は、「変な霧が出てきた」と状況を説明しようとするが、ダイゴたちがGUTSの人間であることに気づくと、口をつぐんでしまう。

やがて、村人たちが帰ってきた。家に勝手に上がっていたことを謝ろうとするホリイだったが、よく見ると村人たちの首に、奇妙な物体がついていることに気づく。村人たちは鎌などの農具を振りかざし、ホリイたちに襲い掛かってきた。ホリイは家のなかに逃げ込むが、村人たちは扉を破壊。さらに、家のなかに霧が充満する。

家を出て逃げるホリイたち。しかし、村人に取りついていた小型宇宙生物が飛行して追跡してくる。何とか逃げ延びたホリイたちは、洞窟に身を隠した。夜が明けたら山を下りようと決めるダイゴ。しかし、女性は宇宙観測センターに向かうと言い出した。翌日、かたくなな女性とともに、もともとの目的地であった宇宙観測センターに行くことにしたホリイ。しかし、再び霧が現れ、ダイゴは急いでスタッグで山を下り、ホリイは女性を乗せて宇宙観測センターに向かう。
次のページへ 霧の正体はマグニアだった!
23 件