1月28日 ウルトラセブンがモロボシ・ダンの姿になった理由とは!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」1月28日(1968年)

テレビマガジン編集部

1968年1月28日は『ウルトラセブン』第17話「地底GO!GO!GO!」が放送された日です。危険な炭坑で仕事をする作業員たち。そのなかのひとりの青年は、ペットのネズミをケージに入れて連れて働いていた。そのとき、落盤事故が発生して作業員たちは逃げ出すも、青年はネズミとケージを現場に置いてきたことに気づいて引き返してしまう。坑道は落盤で塞がれ、青年は出口に戻ることができなくなってしまった。落盤事故は今年に入って3度目で、事故発生直前には何かが光るという不可思議な現象が起きていることから、炭坑はウルトラ警備隊に通報する。

現場に到着したウルトラ警備隊の調査でも、青年の生死は不明だったが、仲間の作業員たちは彼が生きていることを信じて坑道に空気を送り続けていた。その青年・薩摩次郎は以前200メートルの谷底に落下しながらもかすり傷程度で生還して、「ミラクルマン」と呼ばれていた。それを聞いたダンは、地球初来訪時のエピソードを思い出す。さらに坑道の入り口にやってきたダンは、ウルトラセブンの透視能力で次郎を見て、確信する。この青年こそが、ウルトラセブンが初めて出会った地球人だったのだ。

そのとき、仲間と登山をしていた次郎は転落して、なんとか崖にしがみつくも、いつ2人とも落ちるかもわからない状況だった。意を決した次郎は仲間と繫がれたロープを切断することで仲間を助け、自らは谷底に落ちてしまった。しかしそこに偶然、恒点観測員として地球を訪れていたウルトラセブンが次郎を救出。次郎の自己犠牲の行動に心を打たれたセブンは、その姿と魂を地球で活動するためのモデルとすることにした。こうしてモロボシ・ダンは誕生したのだ。
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