3月11日 ウルトラマン80 謎のマラソン少年の正体は? 死神山から来たイダテンラン

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」3月11日(1981年)

テレビマガジン編集部

イダテンランの伝承が明らかに

調査によって得た情報をオオヤマキャップに報告する猛たち。走太は「死神山」から来たと話していたが、そこには昔から足の速い「イダテンラン」という怪獣が住んでいるという伝承があった。イダテンランは脚の神様として祀られており、人びとから山芋や大根を供えられ、そのお礼として年に1度、小僧の姿になって村を走り抜けるというのだ。

走るのが好きなイダテンランに悪意はないと思われるが、怒らせると怪獣の姿になって暴れてしまう。オオヤマキャップは、猛に走太がイダテンランなのかを確認をするよう指示。一方、校長に出された山芋と大根を上機嫌で食べていた走太だったが、中学の生徒たちに生の野菜を食べていることをからかわれ、怒ってイダテンランに変身。夜の街で暴れてしまう。

猛はウルトラマン80に変身。死神山に帰るようイダテンランを説得しようとするが、イダテンランはそれを拒否して姿を消した。

マラソン大会当日の日がやってきた。正夫の母親は、ちょうどこの日に手術をすることになっており、母親に「マラソンを頑張る」と話していた正夫は後続の選手を引き離し、大会に参加していた走太と競い合う。走太=イダテンランも、正夫と走ることを楽しんでいた。しかし、走太が他校の生徒に並ばれたことに焦った校長は、飼い犬を走太にけしかけて、走太を本気で走らせようとする。

だが、自分の嫌いな犬で無理やり走らせようとした校長たちに怒った走太は、イダテンランに変身。校長とコーチを襲撃する。猛はウルトラマン80に変身しイダテンランたちの間に割って入ると、戦闘の末、リングリング光線でイダテンランを走太の姿に戻したのだった。
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