1月12日 ネオ・ウルトラQ ひたすら歩き続けるニルワニエの目的は?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月12日(2013年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月12日」(2013年)。
どこかに向かって歩き続けるニルワニエ  ©円谷プロ
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『ネオ・ウルトラQ』は衛星放送「WOWOW」で2013年1月12日より放送が開始された。ウルトラマンシリーズ第1作『ウルトラQ』のコンセプトを引き継ぎ、現代を舞台に怪奇な事件や現象が描かれる作品となっている。

心理カウンセラーである南風原(はいばら)仁、トラベルカルチャー誌のライターである渡良瀬絵美子、バー「トビラ」のマスターである白山正平が、怪獣の関わる不可思議な事件を調査していく。

どこかに向かって、ひたすら歩き続ける怪獣・ニルワニエが現れた。だが、ニルワニエをめぐり、怪獣保護を訴える市民団体と、怪獣排除を訴える人々が衝突してしまう。ニルワニエの目的とは?
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

街を行進する怪獣

2013年1月12日は『ネオ・ウルトラQ』第1話「クォ・ヴァディス」が放送された日です。どこからか怪獣が現れ、その怪獣は暴れることもなくどこかに向かって、ただ歩みを進めていた。警察は、その怪獣の様子を探るため、攻撃はしないものの、万が一に備えて人々を守るように取り囲み、怪獣についていく。だが、人々は怪獣に興味津々で、警察や人々は大名行列のように怪獣の後をついていくのだった。

以前、超常現象の研究を行っていた仁は、怪獣の残した粘液を採取。一方、トビラで中継映像を見ていた絵美子と正平は、怪獣が街の破壊を避けるようにして歩いていることに気づく。だが、現場では怪獣に物を投げつける人々が現れてしまった。この社会では、怪獣による被害が確かに存在しており、怪獣を嫌悪する人々も一定数いるのだ。

すると、その騒動に小林という男性が出くわした。小林は、怪獣災害で妻と娘を亡くしており、仁のカウンセリングを受けていた患者だった。小林は仁に電話で「もうカウンセリングはいい」と伝えると、怪獣の後を追ったのだった。

仁は、怪獣の残した体液に含まれる細胞が、かつて霊場として敬われていた「竜ヶ森」のある方角に移動しようとしていることを突きとめる。怪獣の目的地は竜ヶ森だったのだ。一方、怪獣の周りには、怪獣保護を訴える市民団体も集まってきた。彼らは、怪獣排斥を訴える人々と衝突。ふたつのグループは言い合いになる。だが、当の怪獣はそんな人間同士の争いを気にする素振りも見せず、ただ歩みを進めるのだった。
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