1月11日 ウルトラマンタロウ 少年が描いた落書きが怪獣になった!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月11日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月11日」(1974年)。
ゴンゴロスと戦うウルトラマンタロウ  ©円谷プロ
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1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。

友人たちと塀に落書きをする正博少年は、塀の染みが怪獣ににていることに気づく。それをなぞって怪獣の絵を描くと、そこから本物の怪獣が現れてしまった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

落書きをする少年

1974年1月11日は『ウルトラマンタロウ』第41話「母の願い 真冬の桜吹雪!」が放送された日です。地球から遠く離れた、大熊座の小宇宙「M81」が爆発を起こした。何かが起きる可能性を考慮し、警戒体制を整えるZAT。しかし、M81からきた何者かが、ZATの警戒をかいくぐり、ある街の大きな塀の中に身を隠した。

翌日、正博少年は、友人たちと塀に落書きをしていた。しかし、正博は絵があまり得意でなく、今年(1974年)は寅年ということで虎の絵を描くも、友人たちから「猫だ」とからかわれてしまう。すると、正博は塀にある大きな染みが、怪獣の形をしていることに気づき、チョークでそれをなぞって怪獣の絵を描きはじめた。そこに、パトロールをしていた光太郎と北島隊員が通りかかる。

「怪獣は絵のままのほうが良いな」と雑談する光太郎たち。しかし、そこに塀の持ち主である女性が現れ、正博たちを𠮟る。正博は、女性を「怪獣ママギラス」と言ってからかうと、逃げていったのだった。

正博の向かった先は、病院だった。彼の母親は大病を患っていて、入院している。病室からは、正博が落書きした塀が見えていた。正博は怪獣の絵を見てほしいとせがむが、母親は怪獣よりお花のほうが好きだと言う。そして、「大好きな桜の花も、来年はもう見られないだろう」と漏らす。正博は、母親を元気づけるために花屋にいくが、彼のお小遣いでは花は買えない。そこで、友人たちと協力し、塀に桜並木の絵を描きはじめるのだった。
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