あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月2日」(2004年)。
人間を捕食する謎の怪生物「スペースビースト」。国家の枠を越えて設立された特務機関 TLT(ティルト)の戦闘部隊・ナイトレイダーは、人知れずスペースビーストと戦いを繰り広げていた。そんなある日、ひとりの青年に、ナイトレイダーへの異動命令が下される。
スペースビーストが人々を襲う
一方、警視庁の山岳救助隊に所属する孤門一輝は、山で遭難した人を助けるため、ヘリコプターからロープで下降しようとしていた。しかし、突如、幼いころに川で溺れてしまった記憶がフラッシュバックし、パニックになってしまう。救助活動は、分隊長によって無事に完遂されたものの、落ち込む孤門。すると、職場に手紙が届く。一瞬、解雇通知かと覚悟する孤門であったが、それは身体検査の通知だった。
後日、動物園で恋人の斎田リコにそのことを話し、身体検査に向かう孤門。しかし、指定された場所は、病院ではなく、空き地だった。そこに1台の車がやってくると、孤門は無理矢理乗せられ、アイマスクをされてしまう。その後、痛みを伴う謎の検査を受けさせられた孤門は、元の空き地に送り返された。