10月1日 55年前のウルトラセブンの第1話はこんな話!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 10月1日(1967年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月1日」(1967年)。
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宇宙船に潜んでいたクール星人。知能は高いが、戦闘力はあまり高くなく、セブンのアイスラッガーによる攻撃に敗れる  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。

地球は、宇宙からの恐るべき侵略者たちから狙われていた。地球人に好意を持ち、地球に滞在していたウルトラセブンは、防衛軍の精鋭チーム「ウルトラ警備隊」と接触する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

人間が消失する事件が発生

1967年10月1日は『ウルトラセブン』第1話「姿なき挑戦者」が放送された日です。街で、人間が突然消失する事件が頻発していた。宇宙からのあらゆる侵略から地球を守る地球防衛軍は、この事件が宇宙人によるものだと考える。そして、地球防衛軍のエースともいうべきウルトラ警備隊に、事件の捜査を命じたのだった。

その後、パトロール中の防衛隊員が車ごと消失。ウルトラ警備隊のキリヤマ隊長は、防衛軍が事件解決のために動き出したことに敵が気づき、挑戦状を叩きつけてきたのだと考えた。キリヤマ隊長は、隊員たちに注意を促し、フルハシ隊員とソガ隊員を消失現場の調査に向かわせる。

フルハシとソガが、ウルトラ警備隊専用車両のポインターで現場に向かうと、ひとりの青年に道を塞がれる。フルハシたちは青年を驚かせてどかし、進もうとするが、ポインターのタイヤが空転し、発進できない。青年は、フルハシたちの命を助けるために、待っていたと言う。すると、巡回中のパトカーがやってきた。青年は警官に、ここから先は危険だと警告するが、警官はそれを無視して進んでしまう。そして、青年の言うとおり、パトカーは一瞬で姿を消してしまった。

青年によると、事件を起こしている宇宙人は、地球侵略のために数年前から人間を攫い、標本にしていたらしい。名前を尋ねられた青年は、「モロボシ・ダン」と名乗った。すると、フルハシたちは見えない宇宙船から攻撃を受ける。負傷したフルハシたちはポインターに避難し、ダンに運転をさせて本部に戻る。
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