あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月23日」(2002年)。
地震の影響で新たに巨大遺跡が発見され、さらに海底で巨大な石像が確認される。その石像は、古代文明の環境保全装置だった。
謎の古代遺跡が発見される
ユカリは遺跡で発掘した貝から不思議な音を聞くが、その音は他の人間には聞こえないらしい。偶然、休暇で釣りに来ていたドイガキはユカリと再会し、研究を手伝うようお願いされる。
一方、音笛海岸付近の海底の調査を行っていたチームEYESは、巨大な謎の石像を発見する。翌日、ムサシは貝の研究の手伝いをするドイガキについて行くことになり、ユカリのいる城南大学に向かった。
すると、ふたりを見つけたユカリが大慌てで走ってくる。遺跡で発掘された石板を解読していたところ、「海の番人」「復活」「焼き払う」「滅亡」といった不穏なワードが出てきたのだ。さらに、石板に刻まれた石像らしき絵柄から、ムサシは前日に発見した石像とこの石板が同じ文明のものだと考えた。
その後、ドイガキによって石板の解読が完了。そこには、こう記されていた。
「美しき海 汚されし時 偉大なる 海の番人 復活を 遂げん かの神 怒りもて 海を汚せし者を 焼き払い 滅亡へと 追い込まん」