12月31日 1999最終6部作 ウルトラセブンは地球のために宇宙の掟を破るのか?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月31日(1999年)

テレビマガジン編集部

地球人を守ることは宇宙の掟を破ることだ!

翌日、ウルトラ警備隊のシラガネ隊長が、拘束されているカザモリのもとを訪れる。カザモリは、宇宙の掟として侵略者を守ることは許されないと言い、もし本当に地球人の先祖が侵略行為によって地球を手にしたのなら、真実が記されたオメガファイルを地球人自らが公開するべきだと訴える。シラガネ隊長はノンマルトについて調べようとするが、そのデータはオメガファイルに収納されていた。そこで、かつてノンマルトの情報を調べた記録があるキリヤマ元隊長のもとを訪れるが、キリヤマ元隊長は何者かに殺害されていた。

その後、ウルトラ警備隊の仲間たちは考えを変え、シラガネ隊長の指示を受けてカザモリを救出する。。しかし、ノンマルトの女性は怪獣・ザバンギを出現させ、オーパーツが隠されたシェルターを襲わせようとしてきた。一方、シラガネ隊長は秘匿されたオメガファイルにアクセスするために奮闘。それを知ったカザモリは、仲間たちに自分がウルトラセブンであることを明かし、カプセル怪獣ウインダムとミクラスでザバンギを足止めさせると、オーパーツのもとに向かう。

セブンは兵士たちから無数の銃弾を受けるも、オーパーツに向かって前進していった。オーパーツと対峙したセブン。そこには、死んだはずのフルハシ参謀が眠っていた。フルハシ参謀はノンマルトの手により蘇り、数万年前の地球に送りこまれて、人類の先祖がノンマルトを侵略しているところを目撃していたのだ。地球人は、侵略者だった。

侵略者を守ることは、宇宙の掟で固く禁止されている。「真実を知らなければよかった」と後悔するダン。そこに、ノンマルトの女性が現れる。正義は自分たちにあると主張する女性に対し、罪のない100億の地球人に、かつてのノンマルトと同じ思いを味わわせたくないと訴えるダン。

一方、シラガネ隊長はオメガファイルを入手し、タケナカ長官の許可を得て、真実を全宇宙に発信しようとしていた。しかし、地球人を憎むノンマルトの女性は、地球人が過去の過ちを認めて懺悔することが、宇宙の文明に伝わることを、良しとしなかった。オメガファイルを発信するアンテナを、ザバンギに破壊させようとするノンマルトの女性。ダンはそれを阻止するためにセブンに変身。アイスラッガーでザバンギの喉元を貫き、勝利したのだった……。
【ウルトラ怪獣事典】守護神獣 ザバンギ
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