1月28日 ウルトラマン80 観音様の足元からズラスイマーが出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月28日(1981年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月28日」(1981年)。
ズラスイマーと戦うウルトラマン80  ©円谷プロ PHOTO/講談社
すべての画像を見る(全7枚)
1980年4月2日より放送が開始された『ウルトラマン80』。中学校の教師であり、地球防衛軍の怪獣・怪事件の対策チームUGMの隊員でもある矢的 猛がウルトラマン80に変身。人間の憎しみや悲しみといったマイナスエネルギーが生み出す怪獣に立ちむかう。

古くから外壁や蔵などの建材として使用される、大谷石が採石される栃木県の大谷町。そこにある平和観音像の下にある財宝を狙って、泥棒が忍び込んだ。人気アイドルに会いたくて毎日観音様に祈っていた信夫少年は、ある夜観音様が泣く夢を見る。信夫は調査のためにやってきていた猛とともに様子を見にいくが、財宝を求めた泥棒たちがダイナマイトで観音様を倒したことで、そこに封印されていた怪獣が現れてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

観音様の夢を見る少年

1981年1月28日は『ウルトラマン80』第42話「さすが!観音さまは強かった!」が放送された日です。時は江戸時代、大泥棒は千両箱を盗み出し逃走していたが、大谷という土地で役人に見つかってしまう。石を切り出した穴に千両箱を投げ込み隠そうとする泥棒だったが、その後、のちに「安政の大地震」と呼ばれることになる地震が発生。山は崩れ、千両箱は土の中に埋まってしまった。

そして現代、大谷町にある平和観音像の周辺を調べる、怪しいふたりの男がいた。彼らは、さまざまな記録を調べ、千両箱が平和観音像の近くにあることを突き止めて探しにきたのだ。そこに、地元に住む信夫という少年がやってきて、みかんの皮を捨てた男たちを非難する。片方の男は逆上するが、もう片方の男がそれをたしなめ、信夫にみかんを渡して話をしようとする。信夫は観音様に何かをお祈りしていたらしい。

その夜、信夫は観音様が助けを呼ぶ夢を見て目を覚まし、深夜に観音像のもとにむかう。そこでは、昼間の男たちが観音像の周辺の土を掘り千両箱を探していた。すると、地震が発生。それはすぐに収まるも、男たちは千両箱探しをいったん中断する。一方、UGMは大谷町周辺で地磁気の乱れを観測。翌日に現場に向かった。
次のページへ 観音像はズラスイマーを封印していた!
26 件