あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月28日」(1981年)。
古くから外壁や蔵などの建材として使用される、大谷石が採石される栃木県の大谷町。そこにある平和観音像の下にある財宝を狙って、泥棒が忍び込んだ。人気アイドルに会いたくて毎日観音様に祈っていた信夫少年は、ある夜観音様が泣く夢を見る。信夫は調査のためにやってきていた猛とともに様子を見にいくが、財宝を求めた泥棒たちがダイナマイトで観音様を倒したことで、そこに封印されていた怪獣が現れてしまう。
観音様の夢を見る少年
そして現代、大谷町にある平和観音像の周辺を調べる、怪しいふたりの男がいた。彼らは、さまざまな記録を調べ、千両箱が平和観音像の近くにあることを突き止めて探しにきたのだ。そこに、地元に住む信夫という少年がやってきて、みかんの皮を捨てた男たちを非難する。片方の男は逆上するが、もう片方の男がそれをたしなめ、信夫にみかんを渡して話をしようとする。信夫は観音様に何かをお祈りしていたらしい。
その夜、信夫は観音様が助けを呼ぶ夢を見て目を覚まし、深夜に観音像のもとにむかう。そこでは、昼間の男たちが観音像の周辺の土を掘り千両箱を探していた。すると、地震が発生。それはすぐに収まるも、男たちは千両箱探しをいったん中断する。一方、UGMは大谷町周辺で地磁気の乱れを観測。翌日に現場に向かった。