あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月25日」(1974年)。
八百屋の息子である武志少年は、3ヵ月前に母親を亡くし、寂しい思いをしていた。そんななか、地球のビタミンCを狙い襲来した宇宙人が卵を落とし、小さな宇宙怪獣が誕生。武志は「もっと、もっと」と鳴くその怪獣に「モットクレロン」と名づけ野菜を与えるが、モットクレロンはどんどん巨大に成長してしまう。野菜を食べたことでパワーアップしたモットクレロンに対抗するタロウがとった行動は、モットクレロンを塩漬けにすることだった!?
地球のビタミンCを狙い宇宙人が襲来
白鳥さおりは、弟の健一の友人でもある武志少年の八百屋を訪れた。3ヵ月前に母親を亡くした武志は寂しい思いをしており、父親の料理も食べないらしい。さおりは「亡くなったお母さんは、お星さまになって武志くんのことを見ている」と伝える。強がる武志は「非科学的だ」と言い放つが、その夜、武志は星を見ながら母親の煮た大根の味を思い出し、涙を流したのだった。
すると、武志は宙に浮く謎の球体を発見。棒で突くとそれは落ちてきた。球体は怪獣の卵であり、怪獣の赤ちゃんが誕生。怪獣がお腹を空かせていることを察した武志は父親の作った料理を食べさせる。すると、怪獣は野菜をおいしそうに食べはじめた。武志は怪獣の父親になって、世話をすることを決めたのだった。