10月2日 ウルトラマン ミイラ人間が怪獣ドドンゴを呼ぶ!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」10月2日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月2日」(1966年)。
ドドンゴに馬乗りになって戦うウルトラマン  ©円谷プロ
“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで、前作を上回る大人気番組となった。

発掘された7000年前のミイラ人間が動き出した。やむなくミイラ人間を倒した科学特捜隊だったが、ミイラ人間の声に反応するかのように、今度は怪獣・ドドンゴが現れる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

7000年前のミイラが生きていた!?

1966年10月2日は『ウルトラマン』第12話「ミイラの叫び」が放送された日です。鬼ノ台丘陵にある洞窟から、ミイラが発見された。洞窟の壁画から、このミイラは7000年前の存在だと推測される。ミイラの体は原形をとどめており、科学特捜隊の護衛とともに、科学センターに運び込まれることになる。しかし、ミイラには意識が残っており、その夜、念力で科学センターの機械を操作して、自らに電気ショックを与えることで復活。動き出したミイラ人間は、さらに警備員を襲って姿を消してしまった。

翌日、科学特捜隊はミイラ人間の捜索を開始する。警官が襲撃を受けた下水道に向かう科学特捜隊に、下水処理場でミイラを追い詰めたという報告が入る。科学特捜隊の協力者で今回のミイラ人間を発見した岩本博士から、ミイラ人間を生け捕りにしてほしいと依頼を受けるハヤタたちは警官隊と協力し、ミイラ人間を押さえつけて確保しようとする。しかしミイラ人間は目から黄色い光線を発射し、警官たちを攻撃しはじめる。さらに、ミイラ人間が叫び声をあげると、ミイラ人間が発見された洞窟付近で突如地震が発生する。

ムラマツキャップの判断により、生け捕り作戦は中止に。アラシ隊員はスパイダーショットでミイラ人間を撃破したのだった。
7000年の眠りから目覚めると、目からの怪光線で警備員を攻撃するミイラ人間  ©円谷プロ
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