1月17日 ウルトラマンダイナ 姑獲鳥が悲しい過去を繰り返す!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月17日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月17日」(1998年)。
姑獲鳥と戦うウルトラマンダイナ ミラクルタイプ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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“平成ウルトラマンシリーズ”第2作の『ウルトラマンダイナ』は、宇宙の「光」と出会ったアスカ・シンの物語。防衛隊・スーパーGUTSの新米隊員であるアスカはウルトラマンダイナに変身し、フラッシュタイプ、ミラクルタイプ、ストロングタイプの3形態を駆使して謎の宇宙球体スフィアの脅威から地球をまもる。

TPCメディカルセンターに勤務するシンジョウ・マユミは、かつてガゾートⅡの事件で失った、恋人のアオキ・タクマの夢を見ていた。しかし、その夢の中で怪獣が現れ、マユミに「悪夢が再び起こる」と告げるのだった。


『ウルトラマンティガ』第15話「幻の疾走」は、シンジョウ・テツオ隊員の妹であるマユミをフィーチャーしたエピソード。ロードレースライダーであるマユミの恋人のタクマが、ガゾートⅡに襲われて死亡。しかし、その魂がマユミを危機から救うという物語でした。今回の『ウルトラマンダイナ』は、このエピソードの続編とも言えるお話です。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

タクマの夢を見るマユミ

1998年1月17日は『ウルトラマンダイナ』第19話「夢幻の鳥」が放送された日です。サーキットで疾走するバイクを見つめるマユミ。すると、マユミはそのレーサーに、すでに亡くなっている恋人のタクマの面影を見る。しかし、それはタクマではなかった。気を落とすマユミだったが、突如空から怪獣が現れ、「悲劇が再び起こる」とマユミに告げる。すると、マユミは目を覚ました。先程までの出来事は夢だったのだ。

一方、スーパーGUTSは何者かが中国の発電所を破壊しながら、日本に向かっていることに気づく。アスカはパトロールに向かい、そこで怪獣と遭遇するが、その怪獣は女性の顔をもっていた。怪獣に逃げられ帰還したアスカは、自分が幻を見たのかもしれないと考える。そして、TPCメディカルセンターを訪れ、婦長を務めるマユミから診察を受けた。マユミは、中国の伝説に、不吉な出来事を知らせる姑獲鳥(こかくちょう)という怪物が存在することをアスカに話し、自分も夢で姑獲鳥を見たと告げたのだった。

一方そのころ、ミドリカワ・マイ隊員は、タクマの弟で、同じくロードレースライダーの青年・ハルチカのファンになり、彼のもとを訪れていた。
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