1月16日 ウルトラマンガイア 人の脳に働きかけて幻覚を見せる怪獣!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月16日(1999年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月16日」(1999年)。
サイコメザードⅡと戦うウルトラマンガイア  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワークであるアルケミー・スターズの一員の高山我夢(がむ)が、地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

XIG(シグ)のオペレーターである佐々木敦子は、密かにチーム・ライトニングの梶尾リーダーに想いを寄せていた。しかし、ある日、作戦中に指示を誤り、梶尾リーダーの部下に怪我をさせてしまう。地上での謹慎を命じられ、落ち込む敦子であったが、すべてはサイコメザードⅡの策略だった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

様子のおかしい敦子

1999年1月16日は『ウルトラマンガイア』第19話「迷宮のリリア」が放送された日です。XIGの空中母艦基地エリアル・ベースの上空に、ワームホールが発生。XIGは、チーム・ライトニングを出動させた。しかし、チーム・ライトニングの戦闘機たちは、光の粒子と遭遇。その光で周囲の状況がわからず、計器も誤作動を起こした。このままでは戦闘機同士が衝突する恐れがある。XIGはレーダーで戦闘機の位置を把握し、梶尾リーダーたちを誘導した。

しかし、直前に激しい耳鳴りに襲われたオペレーターの敦子は、何かに取り憑かれたように生気を失ってしまう。そして、間違った指示を出された北田隊員の乗るXIGファイターSGは、大河原隊員の機体と接触。2機は墜落してしまった。そして、同時にワームホールは消滅する。北田隊員たちは負傷したものの、無事だった。敦子を責める梶尾リーダー。敦子は、謹慎処分を命じられてしまう。

我夢は、XIGファイターに付着した粒子を分析。それは、特殊な電気エネルギーを放出し、人間に幻覚作用を引き起こすものだった。敦子は、敵に幻覚を見せられたのだ。我夢は、連絡のつかない敦子を探すよう、梶尾リーダーに依頼する。一方、実家に戻った敦子は、幼いころに遊んだ遊園地の夢を見ると、自宅を出てどこかにいってしまっていた。

敦子の家を訪れた梶尾リーダーだったが、敦子はおらず、彼女の姉の律子と知り合う。律子によると、敦子は幼いころ病気がちで、大きな行事にはほとんど参加できなかったため、親しい友人がいないらしい。そして、敦子は「遊園地にいけばリリアに会える」と言い、遊園地に向かったという。ふたりは、敦子を探すために遊園地に向かった。
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