5月29日 人間が“巨人”に『ウルトラQ』でモルフォ蝶に誘われ巨人に変貌!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月29日(1966年)

テレビマガジン編集部

特撮初期に登場する“巨人”の代表的なひとりは、『ウルトラQ』に登場した「巨人」だろう。空想特撮シリーズで「巨人」が登場するのは第22話「変身」。どこにでもいる普通の人物が巨大化。それまでの社会生活ができなくなったとき、人間社会、愛する人との関係はどうなるのだろうか。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月29日」(1966年)。
八ヶ岳に出現した巨人  ©円谷プロ
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『ウルトラQ』は、ウルトラマンシリーズ第1作目となる全28話のテレビシリーズ。巨大ヒーローは登場せず、星川航空パイロットの万城目 淳、助手の戸川一平、そして毎日新報カメラマンの江戸川由利子たちが怪奇な事件に遭遇する模様を描く。本作で出現した怪獣たちは以降の作品にも登場をはたしている。

山中に巨大な人間の足跡が発見され、雪男の噂が広まる。由利子の友人は、その正体が自分の婚約者で蝶類学者の浩二だと打ち明ける。浩二はモルフォ蝶の毒鱗粉を浴びて沼の水を飲んだことで、巨人に変貌してしまったのだ。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

八ヶ岳に広まる雪男の噂

1966年5月29日は『ウルトラQ』第22話「変身」が放送された日です。八ヶ岳で動物の骨と巨大な人間の足跡が発見される。それによって、地元ではたちまち雪男の存在が噂されるようになり、毎日新報は取材に向かうことに。一方、由利子は友人のあや子に呼び出される。

以前、あや子は由利子に、婚約者の浩二とは喧嘩別れしたと話していた。だがそれは噓で、浩二は今騒ぎになっている雪男になってしまったと言う。由利子は、あや子を一の谷博士のもとにつれていき、詳細を聞いた。

浩二は南米アマゾンに生息するモルフォ蝶の研究をしていた。1年前、あや子と浩二は蓼科高原に出かけたところ、日本には生息しないモルフォ蝶を発見。浩二はそれを捕まえようとするが、モルフォ蝶の毒鱗粉を浴びて強烈な喉の渇きに襲われ、その場を去ってしまった。

あや子は数日間、浩二を探していた。ある日、沼の水を飲んだことで巨大化した浩二を発見。あや子は巨大な姿を見て恐怖し、逃げてしまった。
浩二を襲う巨蝶 モルフォ蝶  ©円谷プロ
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