11月5日 ウルトラセブン ペガッサ市が地球に激突する!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月5日(1967年)

テレビマガジン編集部

ペガッサ星人が地球を爆破しようとする!

しかし、この一大事に宇宙人は冷静で、「彼らの言うとおり地球の軌道を一時的に変えればいい」と話す。優れた科学力を持つ街で暮らしていた彼は、地球がコントロールされていると思い込んでいたのだ。軌道を変えることが不可能であるとダンから聞いた宇宙人は、急に黙り込んでしまう。事態を重く見たダンはキリヤマ隊長に彼について報告。ウルトラ警備隊員らが武器を携えてアンヌの部屋に集まるが、ダンとアンヌの願いにより攻撃は行われなかった。

その後、地球防衛軍はペガッサ市の場所を確認。地球を守るため、マナベ参謀はウルトラ警備隊に、ペガッサ市の爆破を命じる。ウルトラ警備隊は地球を飛び立ち、ペガッサ市に接近。すると、本部から暗号電文が入る。それは、ウルトラ警備隊のウルトラホーク1号ではペガッサ市の爆破は不可能であることが判明したため、より強力な爆弾を搭載した、宇宙爆撃艇が攻撃を行うという通達だった。さらに、ウルトラ警備隊はペガッサ市の住民たちを地球に避難させるという新たな任務を受ける。
地球に迫るペガッサ市  ©円谷プロ
ペガッサ市の市民たちを地球に逃がすというのは、ダンがマナベ参謀に直訴したことだった。喜ぶダンだったが、いくら呼びかけても市民たちはペガッサ市から脱出しようとしない。そして、爆破予定の時刻がきてしまった。ウルトラホーク1号はペガッサ市から離脱。地球防衛軍によって、ペガッサ市は爆破された。

一方、極東本部基地に残っていたアンヌは、宇宙人にダンを連れて地球から逃げろと言われる。宇宙人の正体は、やはりペガッサ星人だった。彼は、万一地球の軌道が変わらなかったときに地球を爆破する任務をおった工作員だったのだ。自身が潜んでいた影「ダーク・ゾーン」から姿を現したペガッサ星人は基地から脱走し、宇宙から爆弾を呼び寄せる。

地球に帰還したダンはペガッサ星人と対峙。ペガッサ市がすでに爆破されたことを告げると、ウルトラセブンに変身した。ペガッサ星人はダークガンを取り出しセブンを攻撃するも、アイスラッガーでダークガンを叩き落とされ、暗闇の中に姿を消す。セブンは爆弾を宇宙空間で爆発させ、地球の危機を救ったのだった。

放浪宇宙人 ペガッサ星人

地球にきたときの事故でペガッサ市との通信手段を失い、ペガッサ市が爆破されたことに気づかなかった  ©円谷プロ
【ウルトラ怪獣事典】
放浪宇宙人 ペガッサ星人

全長/2メートル
体重/120キログラム

優れた科学力を持つペガッサ市の住人で、最悪の事態に陥った場合に地球を爆破する目的でやってきた。悪意はなく、ダーク・ゾーンの中に隠れ、人間の様子をうかがい、ダンたちに心を開く。

登場エピソード:『ウルトラセブン』第6話「ダーク・ゾーン」(1967年11月5日放送)
脚本:若槻文三/特殊技術:有川貞昌/監督:満田かずほ(※かずほは、正しくは禾に斉になります)

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
『ウルトラマンネクサス』2023年10月2日(月)より配信開始!
https://m-78.jp/news/post-6867

11月5日はペガッサ市が地球に接近した日

11月5日は、トラブルを起こしたペガッサ市が地球と衝突するコースをとったエピソードの日。地球防衛軍はやむなくペガッサ市を破壊。地球は守られたのでした。なお、逃走したペガッサ星人の足取りは不明。ダンとアンヌはペガッサ星人のことを悪くは思っていないようで、また会いたいと考えていたのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2024』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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てれびまがじんへんしゅうぶ

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga