1月20日 人を偽りの楽園に誘う植物怪獣ソリチュラVSメビウス

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月20日(2007年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月20日」(2007年)。
ウルトラマンメビウスを翻弄するソリチュラ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2006年4月8日より放送が開始された『ウルトラマンメビウス』は、宇宙警備隊のルーキーであるウルトラマンメビウスが、ヒビノ ミライとして防衛チーム・CREW GUYS(クルー ガイズ)に入隊。地球を狙う怪獣や宇宙人と戦う。

『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』まで、昭和に放送されたウルトラマンシリーズと物語が直接的につながっているのも特徴だ。前作『ウルトラマンマックス』で行われた人気怪獣の再登場に加えて、歴代ウルトラヒーローも登場。ウルトラヒーローに変身する人物もオリジナルキャストが出演している。


宇宙から飛来した謎の物体が、周囲の木を取り込んで巨大化。さらに青年に化けた植物怪人ソリチュランが、寂しさを感じる人間を誘拐し、同化させていった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

孤独な女子高生と出会ったミライ

2007年1月20日は『ウルトラマンメビウス』第40話「ひとりの楽園」が放送された日。ある日の休日、ミライは公園で女子高生4人グループに出会う。3人の少女たちは、ひとりの少女にメロンパンを奢らせようとしていた。

ミライは「友だちは物を買ってこさせたり、お金を借りたりするためのものじゃない」と注意するが、3人の少女たちは逃げてしまい、奢らされそうになっていた少女・ナオコも、ミライを突き放していっしょに去ってしまった。そのやりとりを見ていたメロンパン屋の店主は、「あの子はひとりになるのが怖いんだろう」とつぶやく。

その後、ミライは白装束の怪人に襲われる女性と遭遇。怪人に立ちむかって女性を逃がすことに成功する。だが、怪人の頭部に生える花が噴射する花粉を吸い、人間態のままメビュームスラッシュを放って撃退するも気を失ってしまう。ミライを救出したGUYSは、服に付着した花粉から、今回の事件の犯人の居場所を突き止めた。

一方、ナオコは怪我をした男性と出会う。母親が医者でもあるナオコは男性に応急処置をするのだった。
次のページへ ナオコが助けた男は宇宙植物怪人ソリチュランだった!
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