あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月20日」(2007年)。
『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』まで、昭和に放送されたウルトラマンシリーズと物語が直接的につながっているのも特徴だ。前作『ウルトラマンマックス』で行われた人気怪獣の再登場に加えて、歴代ウルトラヒーローも登場。ウルトラヒーローに変身する人物もオリジナルキャストが出演している。
宇宙から飛来した謎の物体が、周囲の木を取り込んで巨大化。さらに青年に化けた植物怪人ソリチュランが、寂しさを感じる人間を誘拐し、同化させていった。
孤独な女子高生と出会ったミライ
ミライは「友だちは物を買ってこさせたり、お金を借りたりするためのものじゃない」と注意するが、3人の少女たちは逃げてしまい、奢らされそうになっていた少女・ナオコも、ミライを突き放していっしょに去ってしまった。そのやりとりを見ていたメロンパン屋の店主は、「あの子はひとりになるのが怖いんだろう」とつぶやく。
その後、ミライは白装束の怪人に襲われる女性と遭遇。怪人に立ちむかって女性を逃がすことに成功する。だが、怪人の頭部に生える花が噴射する花粉を吸い、人間態のままメビュームスラッシュを放って撃退するも気を失ってしまう。ミライを救出したGUYSは、服に付着した花粉から、今回の事件の犯人の居場所を突き止めた。
一方、ナオコは怪我をした男性と出会う。母親が医者でもあるナオコは男性に応急処置をするのだった。