今回取り上げるのは「1月13日」(2007年)。ウルトラマンメビウスが、ヒビノ・ミライとして防衛チーム・CREW GUYS(クルー ガイズ)に入隊。地球を狙う怪獣や宇宙人と戦うエピソードのひとつです。
1.人間とウルトラマンがそれぞれ別の存在で、一体化することで人間がウルトラマンに変身するタイプ(“初代”ウルトラマンやウルトラマンゼットなど)
2.ウルトラマン自身が人間の姿に変身しているタイプ(ウルトラセブンやウルトラマンメビウスなど)
3.普通の人間(またはウルトラマンの力との関わりはあるものの、身体は普通の人間)が後天的にウルトラマンの力を得るタイプ(ウルトラマンティガ、ウルトラマンロッソ、ウルトラマンブルなど)
の3タイプに分けられます。
1のタイプ(別の存在が一体化)は、人間と宇宙人(ウルトラマン)の双方が善良な存在であったため、正義の超人が生まれたのです。それでは、善良な人間が悪の宇宙人と一体化してしまったら?
基地の食堂で働く元気ママが「悪の宇宙人」と一体化!
「GUYSの母ちゃん」と呼ばれるサユリは、体格が細いミライに大盛りのご飯を、トマトが苦手なテッペイに大量のプチトマトを盛り付けるなど、隊員たちの健康を気遣い、みんなからも慕われている。
しかし、その帰り道、サユリは車にひかれそうになった子どもをかばい、事故に遭ってしまう。サユリは手術を受けるが助からず、駆けつけた家族は悲しみに包まれるのだった。
そのころ、サユリの精神は彼女に語りかけるサーペント星人と交信していた。サーペント星人はある目的のために地球に長期間留まる必要があり、サユリと一体化することで体を借りるかわりに、サユリは再び命を得ることができるという。サユリはそれを承諾。サーペント星人のいうとおり目を覚まし、退院の3日後には食堂で相変わらずの元気な姿を見せていた。
仕事を終え、自宅に帰宅したサユリ。家族はサユリの退院祝いにご馳走を用意したが、乾杯の際、サユリはなぜか水を欲していた。そしてその夜、サユリは何かに操られるように自宅の庭に出て、空から飛来する謎の機械を受けとっていた。しかし、意識を取り戻したサユリはその機械が何だかわからない。