あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月27日」(1980年)。
仲間たちから、よく戦闘中にいなくなることを指摘されたヒカリ。マルメ隊員には「肝心な時に逃げる」とまで言われてしまう。そんな中、戦闘中に被弾したムツミ隊員が重体に。ヒカリは救護班が来るまでムツミのもとについていることになるが、敵の攻撃は激しく、ムツミをおいてジョーニアスに変身して戦わざるをえなくなり……。
ウルトラマンとの通信機が開発される
ヒカリはその発信源である科学警備隊の基地に向かうと、そこには機械を囲む科学警備隊の仲間たちがいた。電波は、トベ隊員が思いつきで開発した、ウルトラマンとの通信機から発信されていたのだ。駆け込んできたヒカリを見たトベたちは、装置は失敗作だと笑う。
トベとマルメは、ゴンドウキャップに、最初からウルトラマンをあてにするなと怒られる。マルメはヒカリに対し、よく戦闘中に姿を消していることを指摘する。ヒカリは反論するが、自分がジョーニアスであることは明かせないので具体的なことは言えず、チームは険悪な雰囲気になってしまう。
数日後、巨大なメカ怪獣 ゲドンが現れて、街を攻撃しはじめた。科学警備隊は戦闘機・バーディで出撃するが、どの方向に対しても的確に攻撃してくるゲドンに苦戦。すると、ムツミが搭乗しているバーディがコントロールを失い、急上昇してしまう。ムツミはそこで宇宙船を発見。ゲドンは、この宇宙船からコントロールされていたのだ。ムツミはそのことを伝えようとするが、攻撃を受け、墜落してしまう。
バーディから脱出したムツミであったが、爆散した機体の破片がパラシュートに当たり、穴があいてしまう。木の枝に引っかかり、なんとか地面との激突は免れたが、意識不明の重体だ。それを見たヒカリはすぐに救助に向かい、応急処置を施した。ヒカリは医療班が来るまで、ムツミについていることになった。
しかし、敵の攻撃は激しく、科学警備隊の母艦であるウルトリアが、墜とされてしまう。自分がここにいても何も変わらないと考えたヒカリは、その場を離れてウルトラマンジョーニアスに変身。不時着したウルトリアの盾となってゲドンと戦うが、逃げられてしまう。