7月21日 ウルトラセブン ノンマルト出現 人類は地球の侵略者だったのか!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月21日(1968年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月21日」(1968年)。
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ガイロスと戦うウルトラセブン  ©円谷プロ
1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。


海洋開発センターの海上基地・シーホース号が爆沈。直前に事件を予告してきた真市という少年は、「海底には地球の先住民であるノンマルトがいる」と言う。ノンマルトは、かつて後から地球に来た人類によって海底に追いやられてしまったというのだ。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

シーホース号が爆発する

1968年7月21日は『ウルトラセブン』第42話「ノンマルトの使者」が放送された日です。休日に海水浴にきていたダンとアンヌ。海辺から見える海上には、海底の開発を研究するシーホース号が停留していた。そこへひとりの少年がやってきて、「開発をやめなければ大変なことになる」と言う。すると、突如シーホース号が爆発して沈没。ダンたちから連絡を受けたウルトラ警備隊は潜水艇のハイドランジャーで出撃するも、シーホース号は海底基地もろとも完全に破壊されており、奇跡的に生き残った生存者は病院に搬送される。

アンヌは、シーホース号への攻撃を予告してきた少年を探すことに。地元の子どもだと考えるが、それらしい子どもが見つからない。しかし、生存したシーホース号の係員が、少年について話しており、彼が事件と関係がある可能性は高かった。すると、地球防衛軍に少年から電話がかかってきたと報告があり、ウルトラ警備隊の隊員たちはその録音テープを聞く。その内容は、「海底はノンマルトのもので、人間が海底を侵略すれば、ノンマルトは戦う」というものだった。

ノンマルトという聞き覚えのない言葉に疑問を持つキリヤマ隊長。フルハシ・シゲル隊員は、子どものいたずらだと笑っている。しかし、M78星雲人であるダンは、その言葉を知っていた。ノンマルトとは地球人、すなわち人類を指す言葉だったのだ。人類とは別にノンマルトが存在するのかと疑問に思うダン。
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