あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月20日」(2002年)。
怪獣を凶暴化させる光のウイルス・カオスヘッダーを分解する酵素をもつ怪獣・マザルガスが現れた。これまで頭を悩ませてきたカオスヘッダーへの対策に突破口を見出したチームEYESは、なんとかしてマザルガスを保護しようとするが……。
カオスヘッダーの天敵が現れる
防衛軍の中でもタカ派の西条武官は反対するも、EYESの申し出は被害を最小限に抑えること、必ずマザルガスを捕獲することを条件に佐原司令官によって許可された。面談を終え帰路についていたところ、ヒウラキャップは以前からの知り合いであるハズミ科学主任に呼び止められる。防衛軍は最近「ダビデス909」という新兵器を手に入れていた。これは、ハズミが怪獣の免疫細胞を研究するなかで偶然生まれた副産物で、対象を細胞レベルで死滅させる恐ろしいものだという。そして西条武官はこの新兵器を使用したくてウズウズしているらしい。