7月20日 ウルトラマンコスモス カオスヘッダーへの対抗策が見つかる!? マザルガス出現

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月20日(2002年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月20日」(2002年)。
カオスマザルガスと戦うウルトラマンコスモス エクリプスモード  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2001年7月7日より放送が開始された『ウルトラマンコスモス』。心優しき青年・春野ムサシは、怪獣をむやみに殺さず保護するという目標を掲げるチームEYES(アイズ)に入隊。ムサシは子どものころに出会ったウルトラマンコスモスと再会し、一心同体となって怪獣と人間の共存という理想のために戦う。

怪獣を凶暴化させる光のウイルス・カオスヘッダーを分解する酵素をもつ怪獣・マザルガスが現れた。これまで頭を悩ませてきたカオスヘッダーへの対策に突破口を見出したチームEYESは、なんとかしてマザルガスを保護しようとするが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

カオスヘッダーの天敵が現れる

2002年7月20日は『ウルトラマンコスモス』第51話「カオスの敵」が放送された日です。カオスヘッダーの出現を受け、出撃したチームEYES。しかしそこに隕石と思われる物体が落下。それは、宇宙から飛来した怪獣だった。このままでは、怪獣がカオスヘッダーに取り憑かれてしまう。EYESは誘導弾で怪獣をカオスヘッダーから引き離そうとするが、怪獣は頭部を蓋のように開き、自らカオスヘッダーを吸収。しかしカオス化はせず、地中に姿を消した。
カオスヘッダーを分解する酵素を持つマザルガス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
分析の結果、この怪獣・マザルガスはカオスヘッダーを分解・消化する酵素を体内に持っていることがわかる。これまでカオスヘッダーに対する有効な手段を持っていなかったEYESは、「カオスキメラ」と名づけられたこの酵素が大きなチャンスであると考え、マザルガスの捕獲を決定。ヒウラ ハルミツキャップとミズキ シノブ副隊長は統合防衛軍に赴き、今回に限っては多少の被害が出てもマザルガスを攻撃しないよう懇願する。

防衛軍の中でもタカ派の西条武官は反対するも、EYESの申し出は被害を最小限に抑えること、必ずマザルガスを捕獲することを条件に佐原司令官によって許可された。面談を終え帰路についていたところ、ヒウラキャップは以前からの知り合いであるハズミ科学主任に呼び止められる。防衛軍は最近「ダビデス909」という新兵器を手に入れていた。これは、ハズミが怪獣の免疫細胞を研究するなかで偶然生まれた副産物で、対象を細胞レベルで死滅させる恐ろしいものだという。そして西条武官はこの新兵器を使用したくてウズウズしているらしい。
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