ここがすごいぞ! 『キングオージャー』 ヒメノとジェラミーが共闘し不死身のグローディを倒せるのか?
スキマ時間で読む! 『王様戦隊キングオージャー』ストーリーと見どころポイント【第46話】
2024.01.28
王の証の力でも倒せなかったグローディ!
しかし、イシャバーナの街には五道化のグローディ・ロイコディウムがゾンビサナギムを従えて出現、暴れ始めたのです。
グローディは不死身ではありますが、今の王様戦隊はこれを倒す力を有しています。王様戦隊はグローディの猛威から民たちを守るため立ち向かっていきました。
両親を亡きものにしたグローディにことさら恨みを抱くヒメノ・ランは、カマキリオージャーから変身解除して、王の証であるティアラの力をキングズウエポンに宿らせ眩く輝く鎌に変形、これを振るってグローディの腹部を切り裂いたのです。
グローディは、その腹から紫色の物体をばら撒きながら、怪人態から人間態に戻り、これで一巻の終わりかと思いきや、倒れることなく、突然糸に操られるように起き上がったのです。
やはり死ななかったグローディは姿を消し、ヒメノが残された紫色の物体を拾い上げたところ、その物体はスネイルシュゴッドソウルだったのです。
フラピュタル城に戻った一同は、グローディの腹部から紫のシュゴッドソウルが出てきたということは、ギラ同様、グローディもシュゴッドソウルを食べていたのだろうと推察します。しかし、その量はギラの比ではありません。
監禁中のラクレス・ハスティーの見立てでは、シュゴッドソウルの大量摂取は自我を失い、殺りくを繰り返す、不死身の道具になるとのこと。
とにかくグローディが死ななかった原因を突き止めないことには、宇蟲王ダグデド・ドゥジャルダンを倒す計画が根本的に崩れてしまいます。
ラクレスは何か思惑があるのか、檻の中からジェラミー・ブラシエリを真剣な眼差しで見つめますが……。
ジェラミーに隠された王の証の力とは?
ここなら他の王たちに話を聞かれる心配はありません。
口を開いたラクレスは、ジェラミーも王の証の力を継承しているはずだと告げます。
ラクレスの父は国を追われましたが、初代シュゴッダム国王が、わざとジェラミーの父を逃がした可能性もあるとラクレスは言うのです。
初代シュゴッダム国王は、ジェラミーの母と父が幸せに暮らすことを願ってそうしたのかもしれないし、もうひとつ、危うすぎる王の証の力を隠す意図もあったのではないかと、ラクレスは推察していたのでした。
2000年近く見た目の変わらぬジェラミーが継承された力はおそらく永遠の命。
思いついたようにジェラミーは服をはだけ、胸に埋め込まれた紅紫色の石をラクレスに見せました。
永遠の命は、死なないグローディを倒す鍵になるかもしれないと、ラクレスはその重要性を示唆します。
さらにジェラミーに対し「長生きは、本当にいいものか?」と問い、これに対しジェラミーもあらためて自分が置かれた状況に疑問を抱き始めるのでした……。
そのころ、ヒメノは王の証の力の効力を知るべく、ギラを実験台に不死身の力を分析しようしていました。
当然ながらギラは大あわててです。
そこへ戻ってきたジェラミーは、実験台なら自分がおあつらえ向きだと言い、ヒメノに胸の石を分析させたのでした。
確かに紅紫の石は永遠の命と呼ぶべきものでした。この力を医療に転用できれば不老不死も、死者を蘇らせることもできるかもしれないのです。
ジェラミーの脳裏には母・ネフィア、ヒメノには両親の姿が浮かびます。
死なない化け物に対抗するためには死を克服すればいいとジェラミーは言いますが、これは命の理を覆す選択、ここはふたりだけの秘密と約束しますが、殺戮マシンと化したグローディはふたたび行動を開始する気配でした。