『ウルトラマンA』大型戦闘機が移動司令部に!

『講談社MOOK ウルトラメカ大全』よりぬきコラム【第4回】

テレビマガジン編集部

怪獣や宇宙人が出現して以来、その対抗手段として最先端のライドメカが次々と生みだされてきました。

ウルトラヒーローが怪獣と死闘を繰り広げるようになってからも、そうしたライドメカの進化は止まることなく、光の戦士たちの心強い相棒として、平和のための戦いを続けています。

今回は、『ウルトラマンA』の防衛チーム、おそるべき超獣との戦いに挑んだTAC(タック)のメカをご紹介しましょう。
北斗星司と南 夕子がウルトラリングによるウルトラタッチでウルトラマンAに変身する。  ©円谷プロ PHOTO/講談社

天駆けろ、タックファルコン!

現場に急行したタックファルコン(右下)とタックスペース(左上)。  ©円谷プロ PHOTO/講談社
超獣ベロクロンの猛攻によって全滅した地球防衛軍にかわって編成された、世界的な防衛組織が「TERRIBLE-MONSTER ATTACKING CREW」ことTACで、超獣や宇宙人からの地球防衛を任務としています。

富士山麓に巨大な基地を持っていますが、侵略者の攻撃を避けるために大半の施設は地下に設けられています。メカの格納庫もやはり地下深くにあり、短時間での発進を可能とするためにさまざまなシステムが導入されているのです。

なかでも主力大型戦闘機タックファルコンはなんと全長210メートルで、ジェットエンジンのほかにロケットブースターも装備し、迅速な発進と安定した高速飛行をなしとげ、さらに宇宙での航行も可能としています。

RXミサイルやレーザービームなどの武装はもちろん、科学分析機なども搭載可能なVTOL機なので、移動司令部としても機能することができるのです。

地球の守りはこれで万全!

基地から出撃する、2機のタックアロー。  ©円谷プロ PHOTO/講談社
タックアローと比べると、翼の大きさが際立つタックスペース。  ©円谷プロ PHOTO/講談社
飛行メカとしてはほかにもタックファルコンに最大3機搭載されているタックアローと、タックスペースという2種類の戦闘機があります。

ともにドループ・ノーズ構造(機首が垂れ下がり、パイロットの視界を確保する構造)をとっており、タックアローはジェットエンジンで優れた旋回性能を誇り、タックスペースはジェットエンジンとロケットエンジンの切り替えで大気圏脱出速度を出すことができます。

ほかにも第5話で大蟻超獣アリブンタと戦った地底探索用戦車ダックビルは翼を展開することで飛行することも可能など、優れた科学力を活かして機動力を保っているのです。

『ウルトラメカ大全』でスーパーメカの進化と戦歴をチェック!

平和を実現するための科学力と、優しさを忘れない想いが結晶となったのがウルトラメカではないでしょうか。

そんなウルトラメカの実戦投入の歴史と全容、そしてウルトラヒーローとの共闘の歴史を、『ウルトラマン』から『ウルトラマンブレーザー』まで追ったのが『講談社MOOK ウルトラメカ大全』(税込定価:2970円)です。

人類が知恵を振り絞って、怪獣や侵略者と戦い続けてきた歴史をぜひ確認してください。
『講談社MOOK ウルトラメカ大全』(税込定価:2970円)

ウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」は『ウルトラマンA』をはじめ、ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。

てれびまがじんへんしゅうぶ

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga