くじゃくのゴージャスな飾り羽は期間限定!?  「とってもふしぎ! おどろきのいきもの」

1m超えの飾り羽を持つくじゃく  3つの驚きポイントを紹介!

動物学者:今泉 忠明

世界には、とっても不思議な生き物がたくさん! 動物学者の今泉忠明先生に、生き物の驚きの特徴や習性を教えてもらいました。

今回は、くじゃく! ゴージャスな羽のひみつなど、不思議でびっくりな特徴をお届けします。

くじゃくってどんな生き物?

・鳥の仲間ですが、飛ぶことは苦手です
・オスにはとても大きな、飾り羽があります
・にわとりと同じ、きじの仲間です
・夜は木の上で寝ます

全長:オス200cmくらい、メス80cmくら
生息地:インド、スリランカなど

【驚きポイント①】 飾り羽は なんと1m以上!

「インドクジャク」 写真/iStock
オスには、しっぽのように長い飾り羽があります。

長い飾り羽は、1mをこえ、広げると2m(動物ではライオンくらい)の大きさになります。

【驚きポイント②】 ゴージャスな飾り羽は 期間限定!

写真/iStock
ゴージャスな飾り羽があるのは、3月から7月の繁殖期だけ。

だんだん抜けて、10月ごろまでにはなくなってしまいます。次の年の3月ごろに、また生えそろいます。

【驚きポイント③】 飾り羽の目玉模様が多いと もてる!?

写真/iStock
これまでは、飾り羽の目玉模様の数が、メスへのアピールポイントだと思われてきましたが、最近では、鳴き声がポイントだということが分かりました。

飾り羽があるのはオスだけ。メスの見た目は少し地味なんです。
不思議な見た目や技を持った生き物は、他にもいっぱい!

ぜひ、動物園に観察に行ってみてください。

監修/今泉忠明 イラスト/下間文恵 構成/富岡ゆかこ

いまいずみ ただあき

今泉 忠明

Imaizumi Tadaaki
動物学者 日本動物科学研究所 所長

1944年生まれ。ほ乳動物学者。東京水産大学卒業後、国立科学博物館でほ乳類の分類を学ぶ。現在、静岡県伊東市にある「ねこの博物館」館長。『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)をはじめ、著書、監修書多数。『MOVEまぼろしの生きもの』『MOVEはじめてのずかん みぢかないきもの』『MOVE危険生物 超クイズ図鑑』監修など。

1944年生まれ。ほ乳動物学者。東京水産大学卒業後、国立科学博物館でほ乳類の分類を学ぶ。現在、静岡県伊東市にある「ねこの博物館」館長。『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)をはじめ、著書、監修書多数。『MOVEまぼろしの生きもの』『MOVEはじめてのずかん みぢかないきもの』『MOVE危険生物 超クイズ図鑑』監修など。