絶滅危惧種のウンピョウやテングザルに会える「横浜ズーラシア」がすごい!

日本最大級の広大な敷地に世界の希少動物がいっぱい!

ライター:飯島 房枝

日本では、よこはま動物園ズーラシアでのみ飼育されているウンピョウ
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よこはま動物園ズーラシアのキャッチコピーは「ようこそ、世界一周の動物旅行へ」

キャッチコピーのとおりに世界中の希少な動物を約100種飼育しています。

そんな希少な動物たちの中から、日本ではよこはま動物園ズーラシアでしか飼育されていない超貴重な動物を4種ご紹介!
木登り名人「ウンピョウ」
東南アジアの熱帯雨林などに生息するウンピョウ
多くのネコ科の動物は、主に地上で生活しているのですが、ウンピョウは主に木の上で生活しています。

木の上で生活するのに適した、ウンピョウならではの特徴的な点を2つ紹介します。

1、尻尾が長く太い!
木の上を歩く時に長い尻尾でバランスをとっていると言われています。

2、脚が太く短い!
脚が短いことで、木から落ちずに素早く動くことができます。また、脚の筋力も強いので跳躍力にも優れています。
鋭い牙のウンピョウ
ウンピョウはネコ科の中では、体の大きさに対して犬歯の大きさが最も大きいと言われています。大きな犬歯を使って木の上から飛びかかるように獲物を捕まえるんです!
まさに天狗の鼻「テングザル」
ボルネア島にのみ生息するテングザル
鼻が大きいことがテングザルの特徴ですが、大きくなるのはオスのみなんです。

鼻が大きければ大きいほど、体も大きく繁殖能力が高いことが分かっています。
テングザルのメス
メスや子どもの鼻はツンと尖った形をしていて、オスの鼻が大きくなるのは10歳頃と言われています。

よこはま動物園ズーラシアでは、「ゲンキ」21歳、「ココ」5歳、「ナタル」2歳(2024年7月現在)の3頭のオスが飼育されていますが、鼻が大きいのはゲンキのみです。
名は体を表す「セスジキノボリカンガルー」
ニューギニア島に生息するセスジキノボリカンガルー
セスジキノボリカンガルーは、2つの特徴から名前がつけられました。

背中から尾にかけてある2本の筋! 木の上で暮らす!

まさに名前のとおりのカンガルーです。
鳴き声を聞いてみて「ドール」
東南アジアなどに生息するドール
ドールは「ホイッスリング・ハンター(口笛を吹く狩人)」とも呼ばれています。

仲間同士、鳴き声でコミュニケーションをとるのが特徴で、たくさんの種類の鳴き声を使い分けているんです。

狩りをする際は、鳴き声を上手に使いお互いの姿が見えなくても獲物を捕まえることができます。

家族で行こう「よこはま動物園ズーラシア」

よこはま動物園ズーラシアの家族連れに嬉しい点はココ!
広場が3ヵ所!
よこはま動物園ズーラシアのわくわく広場
園内には遊具のある広場が全部で3か所あるんです。遊具を楽しんだり、お弁当を食べたり大人気のスポットです。
毎日開催「飼育員のとっておきタイム」
飼育員のとっておきタイム
飼育員のとっておきタイム(ガイド)を毎日開催! 飼育員ならではのとっておきの話は子どもだけではなく大人も楽しめます。

3ヵ月ごとにガイドの動物が変わるので、何度でも体験してみてください。
宝探し気分で楽しむ動物園!?
世界3大珍獣のオカピ
よこはま動物園ズーラシアは生育環境を再現した展示をしているため、木が生い茂っていたり、ほらあなや岩の影が多かったりします。そのため、動物たちは簡単には姿を見せません。

一目見て動物がいないとあきらめるのではなく、宝探し気分でお子さんと一緒に動物探しを楽しんでみてはいかがでしょうか?
協力・写真提供/よこはま動物園ズーラシア

「おともだち8・9・10月号」によこはま動物園ズーラシアが登場!

おともだち8・9・10月号
発売日:2024/6/28
定価:1480円(税込み)
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いいじま ふさえ

飯島 房枝

Fusae Iijima
ライター

1980年神奈川県生まれ。和光大学卒業。講談社の幼児雑誌「おともだち」や「たのしい幼稚園」などから出版される雑誌や絵本などの構成を担当。得意分野は工作など細かい作業。

1980年神奈川県生まれ。和光大学卒業。講談社の幼児雑誌「おともだち」や「たのしい幼稚園」などから出版される雑誌や絵本などの構成を担当。得意分野は工作など細かい作業。