

青い鳥文庫の読書感想文座談会が開催!
小学生のみんなに9月に刊行された『命をつなぐセラピードッグ物語 名犬チロリとその仲間たち』を読んだ感想文を書いてもらうだけでなく、実際に講談社のスタジオにまねいて、感想などをお話ししてもらう企画です!
今回は、『命をつなぐセラピードッグ物語 名犬チロリとその仲間たち』の感想文と一緒に、青い鳥文庫読書感想文座談会のもようをみんなにご紹介します☆
\課題図書『命をつなぐセラピードッグ物語 名犬チロリとその仲間たち』はここからチェック!/
参加してくれたのはこちらの5人!
司会・たぬき(編集部員)
こんにちは! 青い鳥文庫編集部の編集部員・たぬきです。青い鳥文庫の読書感想文座談会には、Ane♡ひめで読者モデルとして活躍している5人が参加してくれたんだ☆

司会・たぬき(編集部員)
それじゃあここからみんなの感想文にいってみよ~!
どんな犬が活躍するか楽しみ! あいりちゃんの感想

私は、今までもうどう犬、けいさつ犬、ふつうにかう犬だけだと思っていました。けどこの本を読んでからセラピードッグというのを知りました。
セラピードッグは、医療や介護の現場で、患者や高齢者によりそい、心身のケアにあたる。そして犬とふれ合う事でみんな笑顔になる事を知りました。セラピードッグの活動をこの本で読んですごいと思った事が3つあります。
一つ目が四十五教科を二年以上かけて学んでいく事です。二つ目が東日本大震災などで被災地を訪れて活動しましたが、コロナの時には、オンラインでやる事です。最後の三つ目は、セラピードッグをする事であるけるようになる事です。
これからどんな犬が活躍するかすごく楽しみです。
司会・たぬき(編集部員)
たしかに、45教科を勉強するって大変だよねえ……。好きな教科なら頑張れそうだけど、みんなは好きな科目ってあるかな?
YUMENO
わたしは図工が好きかな~っ!
あんな
わたしも好きな科目、図工かも。絵描いたり色々するよね。
あいり
わたしは家庭科。ぬいものしたり料理したりだけど、特にぬいものが好きなんだ♪
あん
う~ん、理科が好きかな?
つぐみ
わたしは算数! KZも大好きだし!(笑)
じいじの犬に癒やされていた……YUMENOちゃんの感想

アメリカでは、ほとんどのセラピードッグが、純血種ですが、日本では、雑種で、捨てられたり、野犬だったり、色々な犬が訓練されて、人を助けてくれる犬になっているそうです。
最初は、そのような雑種犬はセラピードッグになれないと思われていて、国際セラピスト協会を作った人はすごいと思いました。
何年もかけて犬を育てるのも、薬だけでは、治せない心の病気や、体のリハビリのおうえんをしてくれる犬が、これからもたくさん育ってくれたらうれしいです。
私のじいじが、かっていた犬2ひきも、今年続いていなくなって私もさみしいけど、セラピードッグの訓練はしていないけど、じいじや私をいやしてくれていたんだと思いました。
もっと訓練された犬が増え人にも犬にもたがいに支えられることが多くなると嬉しいです。
司会・たぬき(編集部員)
YUMENOちゃんのおじいちゃんの家でも犬を飼っていたんだね。おじいちゃんのところで飼ってた犬はどんな子たちだったの?
YUMENO
じいじが飼ってた犬は小さくてかわいくてかっこよくてやさしくて……それで、やっぱりかわいかった!
司会・たぬき(編集部員)
そういうところに、いやされるのかもしれないね~。みんなは、どんな動物にいやされる?
あんな
わたしも飼ってたから……やっぱり犬かな。
あいり
犬と猫かな~。どっちもかわいい!
つぐみ
わたしはうさぎにいやされるよ~!
あん
えっと、犬と、猫と、それからつぐみちゃんと同じでうさぎも! でもでも、一番いやされるのはやっぱり犬!
チロリみたいに誰かを笑顔にしたい! あんちゃんの感想

わたしは小さいころから犬がすきでセラピードッグに興味を持ちこの本を選びました。
この本は色々な理由で行き場を失った犬達が、大木さんに救出されたセラピードッグとして色々な所で活やくしていく実話です。
五つの話に何匹かの犬について書かれているのですが、中でもわたしはチロリの話が一番心に残りました。チロリが日本初のセラピードッグだったからです。読む前は心も体も健康な犬がセラピードッグになるかと思いました。でもチロリはか去に辛い思いをして心も体も傷ついていました。そんなチロリの優しく愛情深い姿や、大木さんとがんばってトラウマをのりこえて優しゅうなセラピードッグになった姿に心があたたかくなりました。
私も大木さんやチロリのように将来誰かを笑顔にできるような仕事をするために、今からできることをがんばっていきたいです。
司会・たぬき(編集部員)
あんちゃんはチロリの話が一番心にのこったんだね! わたしも大好きな話。みんなはどうかな?
YUMENO
わたしもチロリの話が印象にのこってるよ!
あいり
(課題図書としてゲラが届いたときには)まだ青い鳥文庫の本になってなかったから、表紙のチロリ見て……
あんな&つぐみ&あん
かわいい~~~~~~!!
司会・たぬき(編集部員)
わかる! 「かわいい~」ってなっちゃうよね。このかわいさが、いろんな人の心をいやして、笑顔にしてきたんだよね。
みんなは、将来「こんなふうになりたい」って夢はある?
あん
シルバニアファミリーが大好きだから、エポック社(シルバニアファミリーの会社)に入りたい!
つぐみ
モデルさんになりたいな~っ!
あいり
米倉涼子さんと共演したい! 大好きなドラマ「ドクターX」で!
YUMENO
漫画家になって、アニメになるような漫画を作りたいな! テレビに出るのも夢だよ~!
あんな
みんなすごい! わたしはまだ決まってないなぁ……。
司会・たぬき(編集部員)
あんなちゃんもきっと素敵な夢が見つかるよ! みんなが大木さんやチロリみたいに、誰かを笑顔にするような、そんな夢が叶うといいな☆
友達や家族に伝えたい! つぐみちゃんの感想

この本では、6ぴきのセラピードッグがしょうかいされますが、その中での私が一番お気に入りなのは、日本初のセラピードッグチロリです。なぜかというと、いっしょに訓練する犬も、お手本になる犬もいないけれど、自分でがんばってセラピードッグになったからです。しかもつうじょう二年半かかる訓練をわずか半年で終わらせていて、すごいなと思いました。
次に、私が一番びっくりしたのはひさい犬やひばく犬などの犬を救助してセラピードッグにしていたことです。犬がつらいけいけんをしたのに今度はセラピードッグになってにんちしょうや病気などで苦しんでいる人々を助けていることがすごいと思いました。
訓練は、四十五教科あり、人間より何倍も多く学んでいることがわかりました。一番いんしょうにのこったのは、つえを使った訓練です。チロリは、どうしてもつえを使った訓練がむずかしかったそうです。チロリがぼうでなぐられて生きてきたからです。私は、それでもその訓練にいどんだチロルがゆうきのある犬だと思いました。
私は、この本を読んでセラピードッグの大変さを知りました。これから友達や家族に伝えたいです。
司会・たぬき(編集部員)
本当に、チロリをはじめとして登場するセラピードッグたち、すごかったよね。でも、チロリたちがそばにいたら頑張れるって気持ち、けっこうわかるかも。
みんなは、つらいときに自分をいやしてくれるものってある? 好きなものとか……みんなの中の、セラピー〇〇、あるかな?
あんな
やっぱり犬! 本当にいやされてたよ。
あいり
わたしも犬とか猫とかにいやされる!
つぐみ
わたしはアイドルが大好きだから……推しのアイドルの歌とか☆
あん
好きなキャラクターとか犬かな。あとはもちろん……シルバニアちゃんっ!
YUMENO
えへへ、わたしも犬~! それに、友達とか、家族とか、あとあと好きなアニメとかっ!
犬を救う仕組みを作りたい! あんなちゃんの感想

この作品を読んで、犬は根気よく訓練されることによってセラピードッグとして社会的貢献が出来る動物なので、被災や高齢、生活の変化などの理由で飼えなくなったからと言って殺処分にするのは避けられるような仕組みがもっと作れないものなのか考えさせられました。
私は飼っていたチワワが高齢で死んでしまった時、深い悲しみがしばらく続きました。今でも似た犬を見かけると思い出して悲しくなることがあります。それは犬と言う生き物が人間の心にしっかり寄り添い、日々励ましたりしてくれる存在だからだと思います。
ペットショップは町中で気軽に犬と触れ合えて一見心が癒される場所ですが、その結果、犬の一生に寄り添えず安易に飼育放棄する人が後を絶たない側面があります。また、何かのきっかけで特定の犬種が社会的ブームになるのも危うさを感じます。
小学校の教科書などで子供の頃からペットの一生について皆が考える機会があれば、長期的に犬と人間のより良い共存社会を作るきっかけになるのではないかと思います。
司会・たぬき(編集部員)
たしかに、この本が、みんなに考えさせるきっかけになったらうれしいな。今まで知らなかったことを知ることができるのが、本のいいところだしね!
つぐみ
そういえば、セラピードッグのこと、(この物語を読むまで)知らなかったな~。
あいり
わたしも。お仕事している犬、知ってたのは警察犬とか。
司会・たぬき(編集部員)
あんなちゃんが感想文でペットショップのことに触れていたけど、保護犬の話とかも、あまり知らなかったりするよね。
あんな
(うなずいて)自分も飼ってた犬にすごくいやされてきたから、読んだあと、たくさん考えさせられたよ。
YUMENO
わたしも! 犬は優しくて、よりそってくれて……みんなを笑顔にしてくれるから、大事にしたいなって思ったよ。
司会・たぬき(編集部員)
そうだよね。わたしも大事にしたいな。セラピードッグのハンドラー(セラピードッグと一緒に人をいやしたり、セラピードッグをトレーニングしたりする人)にもなってみたいし。
あん
わたしも! ハンドラーにもなってみたいな~っ!
司会・たぬき(編集部員)
うれしい! みんながこれを読んで、セラピードッグに興味を持ってくれたり、チロリたちのようにまわりに優しくしたい、笑顔になってもらいたい、と今まで以上に思ってもらえたらいいな。
青い鳥文庫読書感想文座談会、終了!
また、参加してくれたつぐみちゃん・あんなちゃん・あいりちゃん・YUMENOちゃん・あんちゃん、ありがとうございました!
