2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」放送直前! 青い鳥文庫の『豊臣秀吉と秀長』で予習しよう

豊臣秀吉の天下統一の立て役者、弟・秀長って知ってた?

青い鳥文庫編集部

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NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」が、2026年1月4日からスタートします。

主人公はあの有名な豊臣秀吉……ではなくて、その弟、豊臣秀長! 秀吉の優秀な右腕としてかつやくした人です。

2025年11月に発売した青い鳥文庫『豊臣秀吉と秀長 天下をとった兄弟』は、豊臣兄弟の道のりをえがいていて、ドラマの楽しむのにぴったりの内容です。

人物紹介から、気になるあらすじ、作中のさし絵も公開!

冬休みの間に予習しよう!

青い鳥文庫でも豊臣兄弟の熱い物語を楽しめる!

『豊臣秀吉と秀長 天下をとった兄弟』(戦国武将物語)

作/小沢章友 絵/岩本ゼロゴ
貧しい家から出世した最強兄弟、豊臣秀吉と秀長!

織田信長をはじめ、戦国の英雄たちが登場。知恵ある軍師、強きライバル、数々の戦いが兄弟を試す。

人をひきつける行動力で道をひらいた兄・秀吉と、史上最強のNO.2として秀吉を陰から動かした弟・秀長。二人の力は歴史に大きな影響を与え、やがて天下統一へとつながっていく。勇気と絆の戦国ストーリー。

いま、伝説が始まる!​
ドラマといえば、気になるのがその登場人物!

青い鳥文庫『豊臣秀吉と秀長』にも出てくる、物語を彩る中心人物たちを一挙に紹介します。

豊臣秀長(とよとみ・ひでなが)

落ち着いたまなざしで秀吉を支えた、史上最強のナンバー2

大河ドラマでは、豊臣秀長を仲野太賀さんが演じます。

豊臣秀吉の実の弟。温和な性格でのちに「まごころの宰相(さいしょう)」と呼ばれました。

23歳まで母のもとで農民として暮らしていましたが、織田信長の家臣となった秀吉のもとにつき、生涯にわたり忠実で、かしこい家臣としてはたらいたそうです。

欲のない性格で、秀吉という派手な兄の横でずっしりと構え、重要な役割を果たし続けました。
本を読んで探そう! 秀長の名シーン

「秀吉さまは、どこまでも高く、高く、伸びていかれる大木です。しかし、大木はしっかりとした根がなければ、たおれてしまいます。小一郎どのは、大木を支える根となりなされ……。」 (本文より)

二人が信頼を寄せていた軍師、竹中半兵衛(たけなかはんべえ)が秀長(小一郎)にかけたこの言葉に、秀長はぐっと気を引き締めます。

いっそう大きく、力を持っていく秀吉という大木の根として、秀長が目立たずともしっかりと支える決意を改めてするシーンです。

豊臣秀吉(とよとみ・ひでよし)

行動力と自分を信じる心で天下をとった、勇猛果敢(ゆうもうかかん)な兄

ドラマでは、池松壮亮さんが演じます。

歴史の授業でもおなじみの兄、秀吉。貧しい農民にうまれながら、向上心を持って侍となり、のちに織田信長の重要な家臣となりました。

人たらしの天才で、他人のふところにはいるのがとても上手でした。弟を生涯信頼し、重要な役目を任せながら天下統一という野望へと突き進みました。
本を読んで探そう! 秀吉の名シーン

「小一郎、わしはまちがったことはしておらぬ。わしは正しいと思ったことをしたのだ。」(本文より)

秀吉は織田信長のもとで、その優秀な家臣として、困難な戦や注文を率先してくぐり抜けてきました。

しかし、時には信長と意見がぶつかり、信長を怒らせることも。そんな中でも、自分の信念をつらぬき、弟を信頼して行動しました。

そして、強運を味方に死ととなり合わせの状況も生きのびていったのです。

織田信長(おだ・のぶなが)

炎のような生涯を送った、秀吉にとってのカリスマ

ドラマでは、小栗旬さんが演じます。

「うつけもの」と言われながらも、その実力でめきめきと力をつけた武将、織田信長。

荒っぽい一面を持ちながら、現実的でもあり、秀吉のように能力のあるものによく信頼をおいて自身の夢であった天下統一をめざしました。

竹中半兵衛(たけなか・はんべえ)

秀吉につかえた、短命の天才軍師(ぐんし)

まじめな人柄で豊臣兄弟から厚い信頼を寄せられた軍師、竹中半兵衛。

「味方になってほしい」という秀吉からの誘いをはじめは断っていましたか、あきらめずに何度も説得してくる秀吉の熱意に負け、秀吉の部下になりました。

黒田官兵衛(くろだ・かんべえ)

知性を尽くして天下統一を支えた、切れ者の軍師

竹中半兵衛と合わせて「両兵衛(りょうべえ)」と呼ばれた秀吉の軍師、黒田官兵衛。

迷いなく決断を下すことができる優秀な軍師だった官兵衛ですが、秀吉と出会う前は、有能すぎるゆえに味方からけむたがられていました。

しかし、秀吉はその才能を買い、官兵衛を味方に引き入れます。官兵衛も秀吉のもとで力を発揮し、天下統一を支えました。

藤堂高虎(とうどう・たかとら)

築城の才能を開花させた、秀長の右腕

大河ドラマでは、佳久創さんが演じます。

190cmほどの大きな体を持ち、のちに築城の名手になった秀長の臣下、藤堂高虎。

秀長と出会うまで何度も主君(つかえる相手)を変えてきた高虎でしたが、いばることなくおだやかに接してくれる秀長と出会い、忠誠(ちゅうせい)をちかうようになりました。

徳川家康(とくがわ・いえやす)

ひそかに天下統一を狙う、秀吉のライバル

大河ドラマでは、松下洸平さんが演じます。

信長と同盟を組む三河(みかわ)の大名、徳川家康。

幼いころは人質として今川家で過ごしていましたが、信長が今川義元(いまがわよしもと)を討伐したことで自由の身に。その後、着々と領地を広げて弱小大名から大大名へと成り上がった苦労人です。

信長の死後は秀吉と対立しますが……。

『戦国武将物語』シリーズで「豊臣兄弟!」をもっと楽しもう!

「戦国武将物語」シリーズでは、豊臣兄弟以外にも、さまざまな戦国武将の生き様をドラマチックに描いています。

『豊臣秀吉と秀長』に登場する、織田信長黒田官兵衛が主人公の作品も! それぞれの武将について知れば、豊臣兄弟の物語をもっと楽しめること間違いなしです。

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