天才双子の小説教室 出張版 L+R☆ちゃんねる 【第7回】
テーマ:「慣用句」と「ことわざ」を使いこなそう! 「作家になりたい!」シリーズ(作・小林深雪:青い鳥文庫)より
2024.11.04
小説や文章にかんするあらゆる質問、疑問、なやみに、天才双子の礼央&理央(と「作家になりたい!」ファミリー)が答えます!
第7回 「慣用句」と「ことわざ」を使いこなそう!
【おなやみ】
(秋田県 小5 ぺンギンさん)
礼央
礼央です!
ペンギンさん、勉強熱心だね!
「『作家になりたい!』は、ページをめくればめくるほどおもしろいです。」っていう本の感想もありがとう!
理央
理央です。
「⑥巻をなるべくはやく出して!」という声もとっても多くてうれしいです。⑥巻は10月発売予定です。
未央
未央です!
それまでは、このコーナーや「泣いちゃい」や「これ恋」など、ほかのシリーズを読んで待っていてください!
礼央
そう。7月末にYA!ENTERTAINMENTから『泣いちゃいそうだよ高校生編/未来を花束にして』が発売されます!
理央
蘭ちゃんシリーズの完結編です! 凜ちゃんの大学生編の短編も載っているので、お楽しみに!
礼央
はい。では、今回のおなやみです。
「慣用句」とは、よく使われる言い回しのことです。
たとえば、「目が点になる」。これは「びっくりした」って
いう意味の慣用句だけど、みんな、ふだんも使ってるでしょ?
未央
わあ。「慣用句」って意識しないで使ってた!
礼央
でしょ? 「目」を使った慣用句は他にもたくさんあるよ。
おねえちゃんは、お菓子に「目がない」とかね。
理央
「目がない」は「とっても好き」っていう意味よ。
ほかにも、
おねえちゃんは、弟と妹を、「目の中に入れても痛くない」
ほどかわいがっている。
なんていうのもあるわね。
未央
あ!
「目が高い」で、物事を見分ける力があることだよね?
雪人さんを好きなんて、未央は「目が高い」!
なんちゃって! きゃ!
礼央
あのね。おねえちゃん。浮かれているようだけど、
慣用句の「きつねにつままれた」を「きつねにつつまれた」
とまちがえたよね?
あれを聞いて、ぼくたち双子は「目を丸くした」んだよ!
理央
ほんと、おねえちゃんの言動は「目に余る」わ。
礼央
ぼくたちは、青い鳥文庫デビューをひかえて「目が回る」ほど忙しいのに、さ!
未央
ああ! もう、目を使った慣用句が思いつかない!
わたしは間違えたとき、「顔から火が出そう」だったよ。
これで、カンベンして!
礼央
そうそう。
こんなふうに、いろんな慣用句を覚えておくと気のきいた表現ができるようになるよ!
理央
「ことわざ」もそうね。
礼央
「ことわざ」は、古くから伝わる、生活の知恵や生き方の教えなどを短文にしたものだよ。
理央
たとえば、「石の上にも三年」は、がまん強くがんばれば必ず成功する! っていう意味よ。
礼央
教訓や格言、座右の銘としても使われるね。
「能ある鷹は爪を隠す」。
これは、実力のある人はめったやたらに才能を見せびらかしたりしないということ。
ぼくと理央みたいでしょ?
理央
わたしが好きなことわざは、「百聞は一見にしかず」かな。
人に何回も聞くより、一度見たほうがよくわかるという意味よ。
ねえ、おねえちゃんの好きなことわざは?
未央
う~ん。そうだなあ。「たなからぼたもち」?
礼央
おねえちゃんは、あくまでも、努力しないでしあわせをつかみたいんだね……。
そういうのは、「言わぬが花」なのに。
末央
ああ、ぼたもちが食べたくなってきた! あ!「待てば海路の日和あり」もいいな! じっと待ってれば幸運がやってくるんだよね?
理央
おねえちゃん、少しは努力しないと。
「千里の道も一歩から」よ!
礼央
あ、思いだした! おねえちゃん、小学生のとき、
「たなからぼたもち」を「田中からぼたもち」だと思っていたんだよね。ぎゃははは。
未央
そうなのよ! 田中って誰? ってずっと不思議だったのよ!
って、やだ! わたしの黒歴史をバラさないで~!
理央
ということで、今回は、そろそろこの辺で。
みんなの好きな「慣用句」や「ことわざ」も教えてね!
未央
もっと「慣用句」や「ことわざ」の勉強をしたいよ!
礼央
それはちゃんと考えているんだ!
近いうちにこのサイトで発表があるから、楽しみにしていて!
理央
ではまた、来月。
このコーナーでお会いしましょう!
おなやみ、待ってま~す!