アラマタ大事典

監・文:荒俣 宏  

発売日 2007/07/06
価格 定価:2,420円(本体2,200円)
ISBN-13 9784062140522
判型 A5
ページ数 374ページ

303のヘンな話で好奇心と知識欲を刺激!
学校では教えてくれないけど、知れば知るほど面白い雑学の数々。「トリビアの泉」の荒俣ハカセが子どもたちのために惜しみなく膨大すぎる知識と資料を披露します。小学生から大人まで、読めば好奇心があふれだす、これまでになかった事典!

・本書「アラマタ・ヒロシ」の項より
わたし、荒俣宏は1947年7月12日、東京生まれ。幼稚園のときに、近所の貸し本屋で、宇宙から化け物まで、本の世界を探検しはじめた。中学生になると、海の世界のすばらしさにおどろき、生物採集に熱中。また、絵が得意だったのでマンガ家をめざした。大学生になって文学のおもしろさを発見、英語のファンタジー小説を翻訳する仕事をはじめた。サラリーマン時代には、コンピューターの担当となり情報科学や人工知能などに飛びついた。32歳で会社を辞め、百科事典づくりに参加した。百科事典の項目に「トリヴィア情報」を加える仕事をしたあと、博物学という古くて新しい学問を再発見。博物学を広めたいと思うようになってからは、多くの本を書き、テレビにも出演しつづけている。
 この事典もアラマタ式博物学の方法にのっとってつくられている。そのポイントは、次のとおりだ。
1 物事には、「事実」と「別の見方」と「フィクション(つくりごと)」がある。事実は骨にあたり、別の見方とフィクションは個性やおもしろみの源となる。ヘビは事実で、龍はフィクションだが、その両方を探求したくなる力を好奇心という。
2 教科書で勉強すれば物事を手早く知ることができるが、実感はもてない。京都を写真で知るのと、京都に出かけてみるのとでは、感動の質がちがう。
3 学校で学ぶのは、知識。いいかえれば情報にすぎない。これをおもしろい「知の冒険」にできるかどうかは好奇心と行動力にかかっている。
4  好奇心の源は、おどろきと感動だ。「なぜ?」と「ヘェー!」を感じるものなら、なんでもおもしろくなる。

●目次から 【アインシュタイン】おちゃめであまのじゃくな大天才  【ウンコ】捨てる神あれば拾う神あり!?  【昆虫食】昆虫が食料危機を救う?  【ゾンビ】ゾンビは実在する!そのおどろくべき製造法  【ダイオウイカ】深海にひそむ巨大生物の秘密  【テレポーテーション】「どこでもドア」が現実となるとき  【ニュートン】ネコドアの発明者は、わたしです  【人魚】人魚の実在を証明した日本製の標本  【ふんどし】江戸時代は「マイふんどし」より「レンタルふんどし」  【魔女】魔女の儀式を禁じる法律は20世紀まであった  【ロボット】80年前にあった日本初のロボット  【ンゴロンゴロ】「ン」ではじまる!? 世界遺産  ほか、全303項目を掲載。

0 件

オンライン書店

Pick Upピックアップ記事

Rankingランキング

Event&Present
イベント&プレゼント

Trend今日のトレンド

Editor’s Pick Up
編集部のおすすめ

監修者・専門家一覧

角野 栄子
児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
ナコ
イラストレーター
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
TOP