
チポロ・ヤイレスーホ・ランぺシカ アイヌ神話シリーズ三部作合本版
発売日 | 2022/06/17 |
---|---|
ページ数 | 288ページ |
「天山の巫女ソニン」シリーズでニュー・ファンタジーの旗手としての地位を確立した菅野雪虫。
『チポロ』から始まるアイヌ神話をモチーフに描かれる長編ビルドゥングスロマン、ここに誕生!!
アイヌ神話シリーズ三部作が合本版。
<チポロ>
力も弱く、狩りも上手ではない少年・チポロ。そんなチポロに、姉のような優しさで世話を焼く少女・イレシュ。彼らの住むススハム・コタン(シシャモの村)に、神であるシカマ・カムイが滞在し、〈魔物〉たちが現れることを告げる。そして、シカマ・カムイの言葉どおり、大挙して現れた魔物たちは、イレシュをさらっていったのだった。
イレシュのいなくなった村で、チポロは、北のさいはての港町・ノカピラに、触れたものを瞬時に凍らせ、貧しき人々に食糧を届けてくれる「魔女」と呼ばれる少女が現れたことを商人から伝え聞いた。その少女にイレシュの痕跡を見つけたチポロは、弓の修業を積んだ末、「魔女」がイレシュではないか確かめるため、そして魔物からイレシュを奪還するため、ミソサザイの神とともに、ノカピラを目指すのだった――。
<ヤイレスーホ>
これは、『チポロ』から、数年経った世界のお話。
あのときイレシュをさらい、彼女に触れたものを凍らせる魔力を与えた蛇の魔物・ヤイレスーホがこもる雪山の洞窟に、ぼろぼろの身なりをした少女が現れて言った。
「ねえ。あたしも、その『呪い』が欲しいんだ」
魔力を求める理由を少女・ランペシカから聞いたヤイレスーホは、少女を連れ、イレシュ、そしてチポロが暮らすコタン(村)へと向かう。
ヤイレスーホ、イレシュ、そしてチポロが、復讐心にとりつかれた少女に対して示した答えは何だったのか――。
<ランペシカ>
『ヤイレスーホ』では復讐に燃える少女だったランペシカ。数年が経ち、ランペシカもチポロのあとを追う弓の名手に成長。しかし、かつて復讐の力を求めたヤイレスーホの記憶がランペシカの心に影を落としていた。
一方、チポロとイレシュの子には何か不思議な力があるようで……?
神々と人間の関係にもスポットライトを当て、人間の愛おしさ、愚かさを描き切ったアイヌファンタジー『チポロ』三部作、堂々完結!!
Yukimushi Sugano
この作者の書籍
既刊一覧
Pick Upピックアップ記事
Rankingランキング
Event&Present
イベント&プレゼント
Trend今日のトレンド

〈年長〜小3〉のパパママ必見! 「中受が気になったらまず見るセミナー」 親子で始める中学受験“基本のキ”
2025.05.20 コクリコ
流行中「百日ぜき」 小児科医に聞いた親が知っておきたいこと 乳児は強い咳でミルクが飲めなくなる事例も
2025.04.24 コクリコ
「絵本ナビ」が厳選する お父さん大活躍! の絵本3選
2023.06.14 コクリコ
「子どものうつ病」親の無理解が悪化させる? 「死んじゃダメ」「大丈夫」とは言わない親の見守り方 専門医の解説
2024.12.04 コクリコ
現役小児科医が解説! 【マダニ】【ダニ】刺された!腫れた!大丈夫?「子どもの虫刺されトラブル」
2023.09.08 げんき
なんで雨が降るの? 子どもの素朴な「天気の疑問」にどう答える?
2021.10.16 コクリコ
子どもといっしょに読みたい「雨の日が好きになる絵本8選」
2024.06.01 げんき