
七夕【笹竹のおもちゃ】を親子で作ろう! 「折り紙」「画用紙」で簡単〔おもちゃ美術館 副館長〕に分かりやすく教えてもらった
『おもちゃ美術館におしえてもらうおもちゃ作り』 第12回 七夕に飾りたい笹モチーフのおもちゃ
2025.06.23
おもちゃ美術館 副館長:貝原 亜理沙
【上級編】画用紙とトイレットペーパー芯の笹飾り
【用意するもの】

・画用紙1枚
・ハサミ
・セロハンテープ
・マジックペンなど
・トイレットペーパーの芯1本
・木工用ボンド
・台紙
・折り紙 大・小(小は飾り用)
【作り方】


①画用紙を横半分に折って切る。


②切ったものを2枚とも筒状に丸めていく。
【ポイント】
子どもは親指、大人は人差し指くらいの太さで巻いていく(直径2cm程度)。

③筒状に丸めたら先端をセロハンテープでとめる。


④セロハンテープで止めた反対側に、1cm幅5cm程度の切り込みを入れる。
【ポイント】
切り込みを入れるところに印をつけてから切ると、バランス良くキレイに仕上がります。
※丸まった画用紙を切るのには力がいるので、小さいお子さまの場合は大人が作業するか、子どもが作業する場合はしっかり見守ってください。


⑤筒の内側の紙を引っ張り出して笹の葉の部分がきれいに見えるように整える。

⑥同じ物を2つ作り、重ねる。


⑦ペーパー芯に折り紙を貼り、先端にハサミで1cm程度の切り込みを一周入れて、切り込みを外側に広げる。


⑧ ⑦の切り込みに木工用ボンドをぬり、丸く切っておいた台紙に貼る。
【ポイント】
木工用ボンドは薄くぬらないと固まらないので、指に少量を取って薄くぬっていく。

⑨ペーパー芯の土台に2本重ねた笹の葉の部分を差し込み、短冊を貼り、輪つなぎ、網飾りなどを飾れば完成!
【完成!】


七夕直前に「笹が買えない!」というときでも、折り紙と画用紙があればおうちで簡単に作れちゃいます。
七夕は作る過程も楽しめる伝統行事。手作りの笹飾りで、七夕当日へ向けて盛り上げていってくださいね。
撮影/安田光優
取材・文/石本真樹
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貝原 亜理沙
美術館での調査研究の仕事、絵画造形教室の講師などを経て、2017年から『東京おもちゃ美術館』に勤務。 身近な材料でできる手づくりおもちゃのワークショップを行う”おもちゃこうぼう”と、美術館に収蔵されている、100カ国・10万点にもおよぶ収蔵品の管理を担当している。 2025年より副館長に就任。 東京おもちゃ美術館 https://art-play.or.jp/ttm/
美術館での調査研究の仕事、絵画造形教室の講師などを経て、2017年から『東京おもちゃ美術館』に勤務。 身近な材料でできる手づくりおもちゃのワークショップを行う”おもちゃこうぼう”と、美術館に収蔵されている、100カ国・10万点にもおよぶ収蔵品の管理を担当している。 2025年より副館長に就任。 東京おもちゃ美術館 https://art-play.or.jp/ttm/