【中学受験】「地理」「歴史」社会科に強くなる学習漫画3選 難関校合格ママが推薦

【社会科編】『おいしい日本地理』『日本の歴史』『マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県』

教育ジャーナリスト:佐野 倫子

2.『講談社 学習まんが 日本の歴史』

『講談社 学習まんが 日本の歴史』①列島のあけぼの(旧石器~古墳時代)監修:若狭徹、漫画:寺沢大介(講談社)
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【作品紹介】
『列島のあけぼの』から『昭和・平成・令和』まで、全20巻のラインナップ。気鋭の研究者たちによる監修で、最新の研究まで反映した内容は大学受験まで対応できるクオリティ。実力派の漫画家により、魅力的な人物のストーリーが描かれている。

【おすすめポイント】
日本の歴史を取り上げたシリーズは各出版社が出しているのですが、なかでも講談社版のいいところは、小さめの版でソフトカバーであること。このサイズなら子どももカバンに入れて持ち運びしやすく、隙間時間を使って気軽に読めると思います。

低学年であれば、まずは興味のある時代から、楽しく漫画を読み進めてもらえれば十分! そうすると、好きなところばかり繰り返し読む、という現象が起こりがちなのですが、オタク的に知識を増やすのもひとつの方法です。

また歴史は「流れ」を理解することが大事なので、全巻頭に入っていなくても、シリーズを通して大まかな動きを把握するというだけでも、意味があります。

とくに、偏差値のポイントが高い学校ほど、一問一答ではなく、文化史や経済史など“縦軸”での理解力を求めてきます。例えば、明治維新は中受の鬼門ですが、起きた事象だけを並べて覚えようとすると複雑で難しい。でも、維新志士に気持ちを乗せて漫画を読み進めれば、伊藤博文の動きにも関心をもつことができるようになります。漫画を通して、歴史をドラマとして楽しむ感覚が身に付くといいですね。

ちなみにセット買いをするのがおすすめですが、一気に買うのが難しい場合は、子どもが興味ありそうな時代をまずは数冊買うのでもよいと思います。

また、まとめ買いをした場合は、必ず箱から出してバラしておくこと! 箱に入れていると、子どもはなかなか手に取らないですからね(笑)。

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