
中学受験直前の1月の過ごし方 算数・理社の対策と当日の心得を伴走済みママが伝授!
教育ジャーナリスト・佐野倫子が語る「中学受験伴走」焦る1月期の過ごし方 (2/4) 1ページ目に戻る
2026.01.16
教育ジャーナリスト:佐野 倫子
伸ばすより「力を全部発揮する」ことを目標に
教育ジャーナリスト・佐野倫子です。首都圏の中学受験、千葉と埼玉の本番はすでに始まっているところもいくつかありますが(関西も1月ですね)、東京と神奈川は2月1日が本番初日ですね! ということは、2月1日まで残り約2週間。教育ジャーナリストである筆者のところにも、保護者の方から相談のDMが毎日届きます。
「ここまで来たのだから、きっと大丈夫」
そう思おうとしても、「このままでいいの?」「もっとやらせたほうがいい?」「学校、休ませるべき?」といった問いが、頭の中をぐるぐる巡っている方は多いと思います。2024年に1周目の伴走を終えた私もまさにそうでした。
外から見ると「心配しすぎなくてもいいのでは?」と思える状況でも、当事者になると、そう簡単には割り切れませんよね。
でも、直前期は、「実力を大きく伸ばさなくてはならない時期」ではありません。その代わり、「これまで積み上げてきたものを、本番で出し切れるかどうかを左右する」いちばん大事な時期です。
直前期の基本は「新しいことを増やさない」
まずはっきり申し上げると、残り数週間で成績が劇的に跳ね上がることは、ほぼありません。だからこそ、この時期にやるべきことは明確。志望校が定まって、今までよりもずっと取り組むことが絞られた、わかりやすい時期と言えます。
筆者がこれまでたくさんのご家庭や塾に取材し、かつ保護者として伴走した経験から考えて、直前期の心得は以下のとおりです。
·新しい教材を増やさない。使い慣れた教材やまとめリストで仕上げる
·難問に手を出しすぎない。入試はみんなができる問題を取ることが重要
·基本的かつ幅広い分野の一問一答を総点検して「本番のど忘れ」を防ぐ
·暗記分野は最後まで諦めずに苦手かつ頻出分野を繰り返す
直前期は、「できない問題をなくす」よりも、「できる問題を確実に取ること」に集中したほうが、結果につながります。そこで今こそ、塾の先生を頼りまくっていきましょう!
2025年に取材をしたすべての塾の先生方が「不安なところをどんどん聞いて、相談してほしい」「親御さんだけで抱え込んで妙な方向にいくくらいなら、どんどん頼ってほしい」と異口同音におっしゃっていました。
今さらこんなことを訊いても……、と手遅れに感じる必要はありません! むしろ、一番不安になるこの時期、家庭の外からの意見を取り入れてベストな判断を目指しましょう。


































