
公務員だったキボリノコンノが売れっ子絵本作家になるまで! 若手編集者からベテラン編集者にバトンは渡された
上下関係ゼロの風通しのよさ (2/6) 1ページ目に戻る
2026.11.02
ライター:小川 聖子
沖本敦子さん(以下、沖本):私は当時フリーランスだったのですが、酒井さんががんばってプロモーションして話題を作っていた記事のひとつを読んでコンノさんを知りました。
ちょうどそのころ、講談社に所属させていただくお話があったんです。キボリノコンノさんの『どっち?』が講談社で出ているなら、わたしもまぜてもらって、みんなで一緒にコンノさんを盛り上げていけたら面白そうだなと思って。
でも、担当編集者によっては、他の編集者が関わることをよく思わない場合もあるので、酒井さんはどう思われるかな、と……とドキドキしながらXをフォローしたんです。そうしたら深夜3時半に酒井さんからDMが来て(笑)。
酒井:フォローされたお礼を思わず夜中にDMしちゃって(笑)。そしたら、沖本さんから即返信が来て「私たち、夜更かしコンビですね」なんて言ってくださって、楽しくやり取りしたことを覚えています。
『りんごかもしれない』『たまごのはなし』など、素敵な作品を手掛けられてきた沖本さんがコンノさんに声をかけてくださったことは、「他の編集者に取られるかも」どころか、「ものすごい強力な仲間が増えた!」という喜ばしい出来事なので、ここまでやってきてよかったと思いました。
コンノ:沖本さんはヒット作を連発されている大先輩なのに、威圧感がゼロ。「もっとこうしたほうが面白くないですか?」という意見もフラットに聞いてくれて、みんなで気軽に意見を言い合える空気を作ってくれるので、僕もリラックスできています。
酒井:沖本さんはとても慎重で準備を徹底される方。私はどちらかというと「心意気と勢い」で動いてしまうタイプなので、日々勉強させてもらっています(笑)。
沖本:著者と編集者が気合を入れてゼロイチ(0→1)の初期作品を作り、それが成功すると、その後もずっとよい関係性が続いていくんですよね。
編集者としての酒井さんの情熱と、コンノさんの柔軟な作家マインドが合わさることで、とてもいい循環が生まれていると感じています。そんなすてきなチームの中に、私は後から「入れてもらった」という感覚ですね。
読み聞かせでも小学校1年生から6年生まで盛り上がると話題の絵本『どっち?』。

































