「親が空気を読んではいけない」グローバルで通用する子どもの「最強コミュ力」とは？

国際化する社会を前にして、学力以上に「自信」「考える力」「コミュニケーション力」を身につけることが大切です。また、この３つの中で最後まで親御さんがサポートを手放せないのが「自信」育てだと船津先生はいいます。

「社会は自信をなくす機会がたくさんある場所です。１日の中でも波があるものですから、自信育ては何度も繰り返し補充してあげてください。

子どもが習い事などに前向きになったとしても、継続していくうちに心が折れることもあります。

そのたびに愛情と安心を表現してあげて、子どもが自分の存在価値を心から信じる気持ちを育ててあげましょう」（船津先生）

芯をしっかりと持った子どもは、どんな環境下や時代の変化にも臆することなく対応していけるはずです。それどころか、自ら貪欲に厳しい世界に飛び込み、さまざまな背景を持った人との間で活躍の場を広げていくことでしょう。

それが真のグローバル人材であり、国際社会でものびのびと自分の人生を楽しんでいける自分を作っていきます。

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船津 徹（ふなつ とおる）
バイリンガルスクールTLC for Kids代表。明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威である故・七田眞氏に師事する。その後独立して、米ハワイ州に移住。2001年ホノルルにTLC for Kidsを設立し、英語力、コミュニケーション力、論理力など、世界で活躍できるグローバル人材を育てるための独自の教育プログラムを持って指導にあたる。2020年までに5000名以上の子どもの教育に携わり、卒業生の多くが世界の難関大学に進学し、各国で活躍している。

【主な共著や監修書】
「世界標準の子育て」（ダイヤモンド社）
「世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方」（大和書房）
「失敗に負けない『強い心』が身につく　世界標準の自己肯定感の育て方」（KADOKAWA）　など


取材・文／梶原知恵