親子で作ろう! 「牛乳パック」を使った手作りアイディアおもちゃ
『東京おもちゃ美術館』に教えてもらうおもちゃ作り 第6回 牛乳パックでおもしろおもちゃ
2021.05.24
おもちゃコンサルタント:貝原 亜理沙
上級編 親子でがんばって作ろう! 手品みたいな「箱カメラ」
【用意するもの】
・牛乳パック 1個(1000ml)
・たこ糸 1本(50cm程度)
・はさみ
・カッターナイフ
・目打ち
※目打ちがない場合は先の尖ったものでOK
・定規
・マジックペン
・セロハンテープ
【作り方】
①牛乳パックの注ぎ口を切ってから、中央に印をつける。(写真左)
②印を付けたところから牛乳パックを半分に切る。(写真右)
③切った上の部分は仕掛けに使うので、半分につぶして(写真左)、2枚になるように切る。(写真右)
④切った分の1枚はそのまま、もう1枚は少しだけ内側を切ってカード状にする。残った部分は引っ張るときのもち手に使う。
⑤カメラ本体の正面部分の4隅に印を付けて(写真左)、目打ちで穴を開ける。(写真右)
※目打ちで穴を開ける作業は必ず大人が行ってください。
⑥目打ちで穴をあけた部分を起点にカッターで絵を見せるまどの部分を開ける。
※カッターでの作業は必ず大人が行ってください。
⑦先ほど切り取った仕掛けの部分に絵を描く。
【ポイント】
カード状の部分が最初に見える絵なので、「雨がやんで虹が出る」というような感じで、最初に見せたい絵、2番目に見せたい絵という順番に描いてください。
⑧余った部分でもち手を作り(写真左)、目打ちで穴を開ける。(写真右)
※目打ちで穴を開ける作業は必ず大人が行ってください。
⑨最初に見せる絵の下の部分(写真左)、カメラ本体の底の部分に目打ちで穴を開ける。(写真右)
※目打ちで穴を開ける作業は必ず大人が行ってください。
【ポイント】
底の部分の穴はまど側ではないほうの半分より後ろに開けてください。
⑩写真のような形で、持ち手、カメラ本体、カードの絵をたこ糸でつなぐ。
【ポイント】
たこ糸は長めに切っておくと小さいお子さんでも結びやすくなります。
⑪2番目に見せる絵の部分をカメラ本体に入れて(写真左)、セロハンテープで固定する。(写真右)
【完成!】
手品みたいな「箱カメラ」のできあがり!
持ち手を勢いよく引っぱるとカシャッと音がして絵が変わります!
「おうちにあるものでお子さんの想像力を生かしたオリジナルのおもちゃを作りを楽しんでください!」(貝原さん)
身近な材料で作れる手づくりおもちゃ。おうち時間にぜひ作って遊んでみてください!
東京おもちゃ美術館
赤ちゃんからお年寄りまでの多世代がおもちゃを通じて豊かな出会いと楽しみを体験できる美術館。「おもちゃこうぼう」では、おうちにある材料と道具だけでもできる手づくりおもちゃのワークショップなどを開催中。
取材・文 石本真樹
貝原 亜理沙
美術館での調査研究の仕事、絵画造形教室の講師などを経て、2017年から『東京おもちゃ美術館』に勤務。身近な材料でできる手づくりおもちゃのワークショップを行う”おもちゃこうぼう”と、美術館に収蔵されている、100カ国・10万点にもおよぶ収蔵品の管理を担当している。
美術館での調査研究の仕事、絵画造形教室の講師などを経て、2017年から『東京おもちゃ美術館』に勤務。身近な材料でできる手づくりおもちゃのワークショップを行う”おもちゃこうぼう”と、美術館に収蔵されている、100カ国・10万点にもおよぶ収蔵品の管理を担当している。