
公務員だったキボリノコンノが売れっ子絵本作家になるまで! 若手編集者からベテラン編集者にバトンは渡された
上下関係ゼロの風通しのよさ (4/6) 1ページ目に戻る
2026.11.02
ライター:小川 聖子
否定しない、面倒くさがらない! チームで面白さをドライブさせる
──現在は、酒井さん、沖本さんのおふたりがコンノさんの編集担当ですが、すっかり3人のチームのようになっていますね。
酒井:そうなんです。私は沖本さんの仕事ぶりを横で見せていただいていて、「楽しんでやること」と「提案を掘り下げること」を徹底して学ぶようになりました。
一見大変に見える提案も、それはその人が真剣に作品を考え抜いたからこそ出てくる「核」なんですよね。沖本さんはそれをしっかり掬いあげる。
コンノ:「やりましょ、やりましょ!」が沖本さんの口グセですよね(笑)。沖本さんは、「これは手間がかかって遠回りだな」ということも一度やってみるんですよ。
コツコツと方法を探しているうちに、意外にも突破口が開けてどんどん楽しい方向に変わっていく。酒井さんも沖本さんに出会ってから、変わったなと感じていました。
沖本:私は根が「怯え系」なので、普通に生きていると、世の中の変化の速度に圧倒されて、どんどん暗くなっちゃうんです。
だからこそ、本当に惚れ込んだ人や気の合う人とチームを組んで、すてきなものを作ることで、自分が楽しくなるように環境整備をしているんです(笑)。
子どもの本の世界には、ユニークで魅力的な人たちが、面白い作品を作って生きていける素晴らしい「エコシステム」がある。そこをキラキラと輝かせたまま次の世代に繫ぎたいから、コンノさんのような方に絵本の世界でのびのび仕事をしてほしいし、面倒なこともやりたくなってしまうんです。
コンノ:打ち合わせやプロモーションも、全員が「やらされている感」ゼロで前のめりなんですよね。ピリピリした環境だと良い作品は生まれないと思うので、このチームで楽しく作れるのが本当にありがたいです。
撮影/日下部真紀

































