親たちへ「子どもにたくさんの経験をさせよう」
──子育てに取り組んでいる親にメッセージをお願いします。
石崎:AIが発達し、もしかすると今学校で習っていることは、この先不用になるかもしれません。大人から子どもに「これをやっておけば大丈夫だよ」と言えない時代になっているのです。そんななかで、親は子どもにたくさんの経験をさせてあげることしかできないのではないでしょうか。
──自分で気づき、自分で発見し、自分の道を開いていく力をつけさせるのですね。
子どもたちに贈る言葉「一つの扉が閉じると、別の扉が開く」
──子どもたちが生きる糧になるような言葉をいただけませんか。
石崎:子どもたちには、スペインのことわざで「一つの扉が閉まると、別の扉が開く」という言葉を贈ります。部活でもいいし、自分の夢でもいい、何かに打ち込むことができなくなってしまった。あるいは、自分にはその才能がないと感じることもあるでしょう。
でも、ふと見れば、別の扉が開いています。行き止まりはない。だから絶望することはありません。このことを子どもたちには知っていてほしいと思います。
──石崎さんにもそのようなことがありましたか。
石崎:テニスでケガをして出社できなくなったとき、脚が動かせないのでお話を書いていました。それが作家になる扉を開くことになったのです。その時は気づきませんでしたが、あとで振り返ると、そんな瞬間でした。
──子どもたちが何かにつまづいて苦しいとき、「別の扉が開いている」と気持ちを切り替えられるといいですね。「黒魔女さん」シリーズをずっと応援してくれている子どもたちと、かつて子どもだったファンのみなさんへ、メッセージをお願いします。
石崎:大学生になっても変わらないチョコと、成長して変わったチョコの両方を楽しんでほしいです。新しいキャラクターも登場しますよ。また、電子版やコミックスには番外編の裏ストーリーも入っていますから、そちらも楽しんでみてくださいね。
取材・執筆/高木香織
撮影/安田光優
君に贈る物語の処方箋
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高木 香織
出版社勤務を経て編集・文筆業。2人の娘を持つ。子育て・児童書・健康・医療の本を多く手掛ける。編集・編集協力に『美智子さま マナーとお言葉の流儀』『子どもの「学習脳」を育てる法則』(ともにこう書房)、『部活やめてもいいですか。』『頭のよい子の家にある「もの」』『モンテッソーリで解決! 子育ての悩みに今すぐ役立つQ&A68』『かみさまのおはなし』『エトワール! バレエ事典』(すべて講談社)など多数。著書に『後期高齢者医療がよくわかる』(リヨン社)、『ママが守る! 家庭の新型インフルエンザ対策』(講談社)がある。
出版社勤務を経て編集・文筆業。2人の娘を持つ。子育て・児童書・健康・医療の本を多く手掛ける。編集・編集協力に『美智子さま マナーとお言葉の流儀』『子どもの「学習脳」を育てる法則』(ともにこう書房)、『部活やめてもいいですか。』『頭のよい子の家にある「もの」』『モンテッソーリで解決! 子育ての悩みに今すぐ役立つQ&A68』『かみさまのおはなし』『エトワール! バレエ事典』(すべて講談社)など多数。著書に『後期高齢者医療がよくわかる』(リヨン社)、『ママが守る! 家庭の新型インフルエンザ対策』(講談社)がある。


































石崎 洋司
東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、出版社勤務を経て、作家・翻訳家としてデビュー。『世界の果ての魔女学校』(講談社)で第50回野間児童文芸賞、第37回日本児童文芸家協会賞を受賞。「黒魔女さんが通る!!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)など多数の人気作品を手がける。伝記には『杉原千畝 命のビザ』、『福沢諭吉 自由を創る』(講談社火の鳥伝記文庫)などがある。
東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、出版社勤務を経て、作家・翻訳家としてデビュー。『世界の果ての魔女学校』(講談社)で第50回野間児童文芸賞、第37回日本児童文芸家協会賞を受賞。「黒魔女さんが通る!!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)など多数の人気作品を手がける。伝記には『杉原千畝 命のビザ』、『福沢諭吉 自由を創る』(講談社火の鳥伝記文庫)などがある。