【0~2歳】身体も心も急速に発達が進む「乳児期」にピッタリな絵本 国立小・元司書教諭が厳選
【「絵本」でことばを育み心を耕し国語力の素地を養う#3】親子で一緒に楽しむことから始まる読書習慣
2024.10.09
【0~2歳】乳児期の子どもたちにおすすめの絵本はこちら!
ページをめくるたびに、かわいいクマやネコ、キツネたちが、「いない いない ばあ」と、馴染みの擬音語で語りかけてきます。動物たちになりきって、親子で一緒にいろいろな「いない いない ばあ」を楽しみましょう。初めての読み聞かせにピッタリです。
「バナナ ぺろん」「りんご ころん」「ぶどう ぎゅっ ぎゅっ」……。色とりどりのくだものを、木版画とリズミカルな擬態語・擬音語で表現しました。赤ちゃんと一緒に、目と耳から楽しみたくなる絵本です。
「にちようびの あさ うまれた ちっぽけな あおむしは、おなかが ぺっこぺこ。げつようびには りんごを ひとつ、 かようびには なしを ふたつ……」。歌でも親しまれるテンポの良いフレーズが子どもたちの興味・関心を惹きます。穴あきのしかけを凝らし、数や曜日の認識も取り入れた、世界的なベストセラーです。
なんにでも興味・関心をもち、吸収していく時期です。このような仕掛け絵本をうまく取り入れ、読み聞かせてあげると、子どもたちも楽しく絵本と触れ合うことができます。
取材・文・構成/えのとまり
齊藤 和貴
京都女子大学発達教育学部教育学科准教授。東京都公立小学校および東京学芸大附属小金井小学校にて28年間、教育活動や授業実践に取り組んできた経験を持つ。司書教諭の経験を生かし、「絵本を活用した授業づくり」にも精力的に従事。著書に『豊かな心と思考力を育む 絵本で広がる小学校の授業づくり』(小学館)などがある。
京都女子大学発達教育学部教育学科准教授。東京都公立小学校および東京学芸大附属小金井小学校にて28年間、教育活動や授業実践に取り組んできた経験を持つ。司書教諭の経験を生かし、「絵本を活用した授業づくり」にも精力的に従事。著書に『豊かな心と思考力を育む 絵本で広がる小学校の授業づくり』(小学館)などがある。